コラム第2回「車いすの点検や整備はマスト」

コラム第2回「車いすの点検や整備はマスト」

22221804_1597637243590914_4124174210632528983_n

介護の視点から見るいい結婚式の作り方
連載2

車椅子の点検や整備はマスト
フットレストを使用しないと怪我をすることも

車椅子の種類について

kurumaisu_side4_oldwoman

結婚式場にお勤めの皆さんが、介護のお手伝いをする場面で多いのは、「車椅子介助」ではないでしょうか。
昨今では、各式場に何台も車いすが用意されていることが大半です。

車いすは、主に2種類。

介助式と自走式があるのは、皆さんご存知ですか?

介助式はタイヤが小さく、幅も狭くコンパクト。

認知症がある方や、日ごろ車椅子を使っていない方は、介助式のほうが安心です。

化粧室など狭い場所でも扱いやすいのがポイントです。

自走式はタイヤが大きく、タイヤの周りにハンドリングがついています。

後ろの介助ブレーキが無いタイプのものもあります。

普段、車椅子を使っていて自分で操作でき、自分で動きたいという方は、自走式がいいでしょう。

点検や整備も必要

kurumaisu_fukushi_yougu_seibishi

「車いすの用意もしてあります!」と準備するだけではもちろんダメ。

タイヤの空気はちゃんと入っていますか?

ブレーキはきちんと効きますか?

必ず確認してください。

車いす介助の注意点

kaigo_kurumaisu_woman

式場スタッフが、結婚式の最中ずっと付添うことは少ないと思いますが、
場所を移動する時の介助で、頭に入れてほしい重要なことは以下の2点です。

➀車いすを動かす前に本人の両足がフットレスト(足置き)に
きちんと乗っているか必ず確認すること

フットレストに足が乗っていないまま動かすと、
足がねじれて捻挫や骨折することがありますので、とても危険です。

食事中など、本人がくつろいでいる時に、床に足を下ろしている場合もあります。

テーブルクロスの下で、フットレストから足が落ちているのを知らずに
車椅子を動かしてしまうと、怪我に繋がる恐れもあるのです。

②こまめにブレーキをかける。

「少しの間だから・・」と、車いすを一瞬止めるつもりでそのままブレーキをかけない人も多いですが、
わずかな時間でも両方のブレーキを必ずかけてください。

思わぬ事故になってしまうこともありえます。

 

押す速度はゆっくり

座面の奥までしっかり座れているか確認してから押しましょう。

車椅子を押す速度は、普通に歩く速度よりもやや遅めで。

式場での会場移動の時は、大勢の方と一緒に動くので、前の方の足や衣服を踏んでしまうこともあります。

しっかり間を取って、ゆっくり押しましょう。

 

エレベーターでの注意点

エレベーターに車椅子を入れるときは、奥行きに注意を。

後ろから押していると意外とつま先がどこにあるか、分からないことがあります。

壁にぶつけたりしないように、余裕をもって乗り入れましょう。

 

階段での介助

kurumaisu_slope

式場スタッフの手伝いが必要とされるのは、階段や段差です。

その際車いすの向きは必ず、

➀登るときは、前向き

②降りるときは、後ろ向き

を徹底してください。

車椅子をはさみ、2人以上で持ちあげましょう。

その時は、足元あたりのフレームをしっかりと持ちますが、車椅子によっては、
すぽっと抜ける場合もありますので要注意。

タイヤを持つのは回ってしまうので、危険です。

また、乗っている本人はかなり怖い思いをしています。

「上げますよ」「あと、3段ですよ」「降ろしますね」など、こまめに声をかけてください。

その一言が安心に繋がります。

 

最後に私たちでサポートした時の事例を1つ

sakura_kaika

その結婚式場はとても急な坂のある式場。

挙式と披露宴の会場が坂をはさんで、上下に位置していました。

足の不自由なお父さんの車いすを押して小雨が降る中、何度も坂を往復しました。

私たちも大変でしたが、乗っているお父さんも、かなり怖かったと思います。

そこで、坂を下りるときに、
「見てください、桜がきれいですよ」と声をかけました。

坂道に沿って、桜が見事に咲いていたのです。

お父さんが見上げると空に花びらが舞い、顔がほころびました。

その後、披露宴で楽しい時間を過ごしたのち、坂の上の部屋で休憩。

お開きに間に合うようにとお連れしようとすると、
お父さんは気兼ねして

「ここで待っていよう」と言ったのです。

理由はもちろん、また坂を下らないといけなかったから。

そこで、私たちは、
「もう一度あの綺麗な桜を見てみませんか?」と声かけし、無事にお連れ出来たのです。

花束贈呈にも間に合い、とても感動的な披露宴となりました。

車いすを使用する機会は今後も増えると思います。

安心、安全な使い方を、今一度確認しておきましょう。

 

<<<コラム第一回目へ

コラム第三回目へ>>>



結婚式での介護やお悩みなど、何でもお気軽にご相談ください。
電話・メール1本で、経験豊富な結婚式の介護のプロがすべて解決いたします。

0120-777-533

お問い合わせフォーム

mautic is open source marketing automation