ケアエスコートの池上です。
最近、地下鉄が、とっても便利になっています。
でも、乗り換えで降りてみると、「どんだけ歩くのかなーっ!!」と思うほど、
地下通路長いのです。
でも、むしゃくしゃして歩くより、「いいものないかなー?」と
キョロキョロしながら構内を歩くと、楽しいものに出会えます。
私が今まで、気にしていなかったのか、それとも東京が進化しているのか?
先日、千代田線 明治神宮前駅で降りたとき、
駅構内の通路を歩いていると、武田双雲さんの画がワッと目の前にあらわれ、
「カッコ良い~~!!」という感じになっていました。
双雲さんといえば書道家。
調べてみると、双雲さんのオフィシャルブログで、
その書は【「希望」という漢字】と紹介がありました。
「希望」という漢字を解体し、点と線を、宇宙の恒星と惑星、
原子核と電子、のように組み立てなおして、デザインした。という内容でした。
なんて、ロマンティック・・・・・。
こういったパブリックアート
(芸術作品を街や公園において、市民の身近なものにすること・・・らしい)
を見た方のブログを思い出しました。
その方は、
「病み上がりで、美術館までは行けないけど、駅で気軽に芸術に触れられよかった。」
とコメントされていました。
パブリックアートが更に広がることを願うばかりです!!!
きっと、作品を生み出すアーティストの方々にとっても、それぞれの思いが込められています。
それを見る人たちも、いろんな思いで観ているのでしょう。
そこで、見えないコミュニケーションが生まれ、
病み上がりの方が感動したように、人の心を動かすこともあり、すごいなと思いました。
介護もそんなふうに、世の中の日常の中に、
自然に入っていければよいなぁとついつい考えてしまいました。
例えば、私が街の中ですれ違った、ある人は、
普通に生活しているようにみえて、電車で通院の途中かもしれません。
また、ある人のその日は、何週間も前から計画をして体調を見て、
しばらくぶりに外出できた、その日かもしれません。
つらい思いを抱えていたり、事故で高次脳機能障害をおってしまったり、
脳梗塞でリハビリ中の方だったりするかもしれません。
腕を骨折後、リハビリ中で腕を三角巾でつるのを忘れてきてしまった方がいるかもしれません。
(あの三角巾をしていると楽で安全の反面、とっても肩がこるそうです。)
そんな方々が、もしも、迷っていたり、疲れているようだったら、
近くのベンチにご案内できればいいなあとか、
具合が悪そうであれば、助けを呼んであげようとか。
たとえ街の中でも、困っている方に出会ったら、すうっと少しのお手伝いが
いつでもできるように、自分磨きをしたいなあ。
「I am ready!]の精神を養いたいなあ・・・
と、双雲さんの「希望」をみて触発された私でした。