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結婚式の介護サポートが特別な理由。私たちのお客様は準主役だもの。

2018.04.23

ケアエスコートの竹森です。

 ケアエスコートは結婚式でのケアサポートを中心にしていますが、時々、お買い物や通院、お食事会や告別式、旅行などのご依頼もあります。

先日も、法要でのサポートを行ってきました。もし、結婚式以外でも、何かありましたら、ぜひご相談くださいね。

 1つの仕事を終えると、担当したスタッフと内容やお客様の様子について情報共有をします。もっと、ここをこうすればよかったとか、こんな工夫が必要だとか。結婚式では、毎回違う会場が多く、お客様やご家族の状況も違います。(都内や横浜では、かなり多くの式場でケアエスコートしましたが、まだまだ、初めての式場もあります)

すべて同じ条件の方はいないので、なるべくたくさんの気付きをその中でしておきたいものです。式場の設備や配置はもとより、ご本人の病状や状態によって、注意すべきことも変わってきます。

 

どうして結婚式は特別なのか?

 さて、結婚式とそれ以外のサポートで、何が違うのかという話になりました。スタッフ全員が、口をそろえて「結婚式は特別です」と言います。

質問:何が「特別」なの?他のイベントと何が違うの?

 介護は通常、だんだん慣れ親しんでコツがつかめてくるものです。結婚式のケアエスコートは、一回限りのイベント。それが「特別」??

 確かに通常の介護とは違い、初対面に近い状態で、お客様の身体の状態や精神状態、癖、性格、問題のある点などを、即座に把握しないとならないのです。これは、やはりある程度介護経験がないと難しいことです。でも、突然依頼されるお買い物や通院や法要の付き添いなども、一回限りのこともあります。

 結婚式は、それとは何が違うのでしょう?

答えは、ケアエスコートが目指していること「結婚式にご出席されたすべての方が幸せな一日になるように」という想いがあるのです

 私たちにとって、もちろんサポートさせていただくお客様が最優先です。でもそれと同時に、新郎新婦さんも、ご出席されたゲストも、すべて方が幸せな一日でいることを、私たちは目指しています。じつは、この二つをかなえるためには、プラン作りからの準備が必要になります。

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 ケアエスコートのウェディングプラン作り

 ケアエスコートでは、もう一つのウェディングプランを作成しています。

 ウェディングプランナーさんは、新郎新婦さんと一緒になって結婚式を作り上げます。最近はフリープランナーさんも増えてきて、固定の式場やホテルの配属ではなく、新郎新婦とともに、自由に場所や挙式スタイル、イメージや料理を決めていくことがあるようです。では、それをプランナーさんの手を借りず、新郎新婦で結婚式をしたら・・・

きっと結婚式の段取りやスケジュール管理や、各業者さんの調整で新郎新婦はとても大変ですね。結婚式当日には、いろんなアクシデントや手違いが起きるかもしれません。ゲストが戸惑い、不快になってしまうかもしれません。しっかりしたプランがあってこそ、新郎新婦を心からお祝いできるハレの日になるのです。

 ケアエスコートも実は、付き添う方の結婚式参加のためにプランを作っているのです。そのために、会場を下見し、ご本人にお会いしに伺うのです。

どうしてもハレの姿を見てもらいたいほど、大切なおじいさまやおばあさま、時にはご両親(最近はどんどん増えていますが)を、私たちは、結婚式の準主役と考えています。ご依頼いただいたその方が、気持ちよく安心して結婚式に参加できるように、プランを作ります。

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結婚式のスケジュールは新郎新婦以外、あまり知らない

 じつはご両親でさえ結婚式の内容について詳しく知っていらっしゃることはあまりありません。(新郎新婦がとても忙しいことと、演出の関係かもしれません)会場くらいはご存知ですが、ほとんどの場合、集合時間や簡単なスケジュールを教えてもらっているだけです。当日、式場スタッフに促され、その指示に従ってあっちに行ったり、こっちに行ったりという感じでしょうか。健常な方だったらそれで十分なのです。 ただ、これが、介助のいる方だと全く違ってきてしまいます。

もしも、式場の設備や配置を全く知らなかったら、もしも、ご本人の状態を把握していなっかたら、何がなにが起きるの?

 この質問にケアエスコートのスタッフは答えます。

・会場の動線がわからないと、大事な集合やイベントに間に合わないことがあります。

・ご本人に負担をかけてしまうかもしれない。

・休憩場所や最適なお手洗いに誘導できないかもしれない。

・必要な配慮に遅れが生じるかもしれない。

 でも、これは、街中のお買い物でも、ホテルでの介助でも、旅行でも同じです。初めての方の介助で、初めての場所。その時になってみないとわからないことは山積みです。でも、結婚式では、その誤差をできり限り埋めて望まないといけない理由があるのです。

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 結婚式は一度限りの晴れやかな日

 結婚式が「一度きりの、そして晴れやかな舞台」だということ。

そして私たちがサポートさせていただく方は、ある意味で「準主役」で、ゲストの皆様から注目を浴びている存在なのです。

感動的なシーンでは、新郎新婦さんとともに、心打たれる姿を披露して、ゲストの皆様に、「本当に良かった!!」と思っていただけるように。

お食事の場面では、きれいな装飾やお料理がきれいなまま、召し上がれるように。

談笑では、ゲストの皆さんと一緒に楽しく笑い、温かい気持ちでいられるように。

体調の変化やお疲れの時は、ゲストの皆さんが気づかいされないように、そっと動けるように。

 ご本人が参加してよかった、新郎新婦がお呼びしてよかったと思えるように、ゲストの皆さんからも同じように感じていただけるように、私たちは「黒子」として、そっと先回りしながらサポートしていきます。そのための入念な準備や心構えが結婚式には必要なのです。「結婚式は特別です」私たちはそう考えています。

 「素敵でかっこいいお父さん」「優しくてきれいなお母さん」「ご立派なおじいさん」「かわいいおばあさん」。ゲストの皆様に、そう見ていただきたいのです。

 私たちの仕事は、準主役のためのプラン作りと、その舞台を成功させることです。

ご不自由な部分をできる限り減らして、楽しいこと、嬉しいことを倍に倍に増やせるようにサポートして、最高に素敵な準主役になってもらうことが、結婚式でのケアエスコートの使命です。

 


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