ケアエスコートの池上です。
先週、神奈川県の横浜美術館へ「モネ」を見に行って参りました。みなとみらい駅から、歩いて5分もかからない場所にあります。建物自体は1989年11月に開館されており、建築家の丹下健三氏のデザインした建物も見どころの一つです。
こちらの正面入り口は構造上2階となっています。
入ると、チケット販売所があります。この日は券売待ちの列には10人程いらっしゃいました。オンラインチケット受付は待ち時間無しで通過できました。(スマフォなど充電切れで申込番号を提示できない場合入場できないので、充電切れに注意が必要です)
受付を済ませ、エスカレーターで上がると、「モネそれからの100年」の展示室の入口がみえてきます。
さて、何が100年かというと、クロード・モネがあの有名な「睡蓮」を多く描き始めた1898年から、およそ100年。その長い年月の間に、モネから国内外問わず、影響を受けた画家の作品が、同時に展示されていました。
入場するとすぐの壁に、1975年のアンドレマッソンへのインタビューの言葉がありました。「つまりモネは印象派ではなく、あらゆる現代美術の生みの親ではないか?」言葉の通り、現代でもなお影響を与え続けており、前衛的なスカッとする作品が多く、元気の出る企画展になっていました。
睡蓮とは違うテーマで描かれたモネの初期の作品と晩年の作品を見比べる事もできました。
展示点数もモネを含めて95点。
リキテンスタインやアンディ・ウォホールの作品も見どころです。(そのうちモネはホームページでは25点とありましたが、出品リストを数えますとモネは29点?観賞中には数えなかったので正確にはわかりませんでした。)
1時間30分あれば、疲れず回りきれる作品数でしたが、室内は大変込み合っていて、絵の前に辿り着けない絵も沢山あり、残念でした。
「睡蓮」は、モネが晩年の30年間書き続けたテーマだったそうですが、年代によって、同じ睡蓮の咲く池なのに視点や色使いが違っていて、それぞれの「睡蓮」の色使いがとっても美しくありました。
そして1904年モネの作品で「霧の中の太陽」も素敵で、そのピンクの太陽が水面に照らし出されているその色味は観ていると吸い込まれてしまいそうでした。
展示室内には休憩スペースのソファが十分設けられていて、常にどこかしらが空いているので座りたい時に必ず座れました。空調がきいているので、羽織るものは忘れずに。
モネを鑑賞した後は、通常一般500円の横浜美術館コレクション展へ、自動的に入ることが出来るのでお得です。ピカソ等貴重な作品が鑑賞できます。
こちらの入場券でコレクション展も入れます。
また、「もう一度美術館に来たい!」と思った方は捨てないで!
この鑑賞済み券で一回限り、当日料金から100円引きのリピーター割引で入場できます。・・・2019年9月23日まで有効らしいです。
「出品リスト」企画展の入口に積んであります。
メモを取りたい方は展示室内は鉛筆のみ(シャーペンは不可)使用可能ですのでお忘れなく。忘れた場合はクリップペンシルを貸して下さいます。
施設ガイド。入り口にあります。
- 会期
- 2018年7月14日(土) ~ 9月24日(月・休)
- 会場
- 横浜美術館
- 開館時間
- 午前10時~午後6時
※ただし8月10日(金)、17日(金)、24日(金)、31日(金)、9月14日(金)、15日(土)、21日(金)、22日(土)は午後8時30分まで
※入館は閉館の30分前まで
観覧料をご参考に。
一般 1,600円(前売 1,400円 / 団体 1,500円) 大学・高校生 1,200円(前売 1,000円 / 団体 1,100円) 中学生 600円(前売 400円 / 団体 500円) 小学生以下 無料 65歳以上 1,500円(要証明書、美術館券売所でのみ販売) ■チケット取扱い
横浜美術館(前売りはミュージアムショップ)
展覧会公式サイト、電子チケット「スマチケ」、イープラス、チケットぴあ(Pコード:768-788)、ローソンチケット(Lコード:31795)、CNプレイガイド、楽天チケット、Yahoo!チケット、Tチケット、JTBレジャーチケット、主要コンビニ店頭、東京新聞販売店など*手数料がかかる場合があります。
*セブンチケットの取り扱いはございません。
*一部の店舗では、取り扱いのない券種もあります。各種チケットの詳細は展覧会公式サイトで随時発表
*( )内は前売および有料20名以上の団体料金(団体券は美術館券売所でのみ販売、要事前予約)
*毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)
*障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
*観覧当日に限り本展の観覧券で「横浜美術館コレクション展」も観覧可
*前売券・早割ペアチケット(数量限定/終了)は2018年3月23日(金)、グッズセット券(数量限定)は4月28日(土)に発売
「もう一度この美術館に来たい!」と思った方は当日の入場券を捨てないように!この鑑賞済み券で一回限り当日料金から100円引きのリピーター割引で入場できる。・・・2019年9月23日まで有効 1名1回限り、となっています。
(入場チケット裏面)
住所は神奈川県横浜市みなとみらい3-4-1で、横浜ランドマークタワーのほぼ横に位置しています。最寄り駅はみなとみらい線のみなとみらい駅で横浜駅から2つ目の駅になります。降りて3番出口を目指します。
この標識を見つけて一安心。
みなとみらい駅フォームにあるエレベーター。改札階へ
改札を出てからこちらの方向へ。
みなとみらい駅3番出口です。
案内標識もあります。
真正面がマークイズの入り口です。中に入り突っ切る形で裏へ出ると、美術館があります。
マークイズの入り口横にエレベーターがあります。
横浜美術館から見たマークイズの建物
ここみなとみらい駅・横浜美術館の周りには、商業施設がずらっと立ち並んでいます。
横浜ランドマークタワー、クイーンズスクエア、マークイズ、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルなどがひしめき合っています。ひしめいていますが、上質なのんびりした空気が、人にも街にも感じられる横浜・・大人な雰囲気。やっぱり良いですね。
これだけ商業施設が並んでいるので、お茶してみたいお店は沢山ありました。
が、一番近くで目立っていたカフェへ行ってみました。横浜美術館真正面のマークイズの1階。入ってすぐに位置しているアマルフィカフェでお昼を頂きました。
赤いパラソルのテーブルは外に面していて、入店すると「中にしますか?外にしますか?」と聞かれます。各テーブルにはブランケットも用意されています。店員さんも丁寧で、店内の明るい雰囲気がとっても良かったです。
ランチはサラダかスープか選べます。サラダにポテトが入っているの珍しい。
そら豆と海老のリゾット・・クリームソースで煮込まれていて美味しかった。
何と、ブライダルファッションの巨匠である桂由美先生の2018春夏パリコレクションの中に、モネの「睡蓮」をモチーフとしたブルーのドレスがありました!!感動です!!!
その睡蓮の模様はなんと西陣織!!本当に素晴らしい。
そして、日本での東京コレクションの会場となったのは迎賓館赤坂離宮で、ショーで使われるのは桂由美先生が初との記事を拝見いたしました。叶うのであれば西陣織のドレスを一目見てみたい衝動に駆られております。
他には、1976年フランスで創業された香りの職人を意味するフレグランスメゾンの「ラルチザンパフューム(問合せ先:ブルーベル・ジャパン株式会社)ではモネの代表作である、やはり「睡蓮」からインスピレーションを受けてオーデコロン「オ ボード ローオーデコロン」を2017年4月に発表しています。ビターオレンジにローズマリーやグリーンノート(新緑をイメージさせる植物や茎の香り)、にスミレやムスクを加えてある水々しい香り!ってどんな上品な香りがするのでしょうか。
それから名古屋にあるANAクラウンプラザホテルグランコートのご披露宴会場のローズルームにはモネの「睡蓮」(レプリカ)が飾られているらしいではありませんか。
モネの「睡蓮」がブライダルの世界にも影響を及ぼしている事がわかり、人々をハッピーにさせ、想像力を湧きあがらせる力ある作品なんだ・・・とあらためて実感いたしました。そんな作品を間近で鑑賞でき、本当に幸せな一日でした。