認知症のテストがあります。
医療機関で使われている長谷川式とか認知症予防学会の自己診断テストとか。
どれも、簡単な質問です。
今日は何日ですか?
ここは何県ですか?
今、季節は、なんですか?
ただ、たまに、けっこう難しい質問もあります。
100から順番に7を引いてみてください。
はい、できました?
意外と難しいですよ。
65歳以上で7人に1人の割合で、認知症の可能性があるそうです。
ご自分の親御さんが、認知症になったかもしれない、、なんて、とっても悲しい事です。
今まで、自分を導いて、自分に色々教えてくれた人が、こんな簡単なこともできないなんて。
信じたくない、信じられない。というご家族も、実は大変多いのです。
とんでもない妄想を言い出していても、決して認めないご家族もいらっしゃいます。
「物が無くなった、盗られた」
「知らない人が、部屋にいるのよ」
「小人がそこで遊んでいる」
はい、この小人さんは、実によく出没します。
なぜか、皆さん、お家に小人が出てきます。
「そんな人、いないのよ!」
「しっかりして!」
認めたくない息子様や娘様は、全力で否定します。
でもね、誰でも、だんだん、歳をとってしまうもの。
つぎつぎと物事を忘れる。
だんだん、世の中がよく分からなくなる。
何か、変な人がいるような気がすることも。
自分でも哀しい、情けない。
そんな気持ちをわかってあげてください。
否定しないでください。
親御さんの目には、小人もちゃんと見えているのです。
「そうだね。」
そう、認めてあげるとずいぶん、落ち着きますよ。
親御さんも、ご自身も。
まだまだ、認知症の世界はよくわかっていません。
認知症になった皆さんは、どんな世界を見ているのでしょうね?
介護の必要な大切なご家族と
結婚式の喜びを分かち合うお手伝いをいたします。