こんにちは。ケアエスコートの池上です。
先日、ジム・ジャームッシュ監督の「パターソン」を渋谷へ観に行きました。
第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品です。
若い夫婦のありふれた日常が淡々と描かれていて、
主人公のパターソンが書きためている詩を回想で朗読するシーンがなんどもあり、
詩文体が映像にも表れてきて、マッチ箱が題材のその詩が美しくて、癒されまくりました。
個性的な日本人の詩人役で永瀬正敏!!が出演しており、独特の存在感が最高でした。
「ミステリー・トレイン」以降、久々のジム・ジャームッシュ監督作品への出演だったかと思います。
妻ローラ役のゴルシフテ・ファラハ二の雰囲気がとってもチャーミングで本当に良い奥さん。
日中は家でアダム・ドライバー演じるパターソンの帰りを待ちながら、
壁を塗ったり・カーテンに絵をかいたり、白黒の水玉が奇抜でとってもおしゃれ!!な場面も多彩でした。
見た映画館は、渋谷のヒューマントラストシネマさん。
ホールにも、「パターソン」の手作り広告が貼ってありました。
見終わったあとは久々にすごーくシアワセ気分に浸っており、
ガチャガチャした渋谷の街が一味違って見えた夜でした。
さて、こんな最高の映画あったら、みんな連れていきたいなあ、と思い、
待てよ・・・車椅子とかでも、この映画館は入れるかなと?と・・ふっと職業柄、
環境について思いめぐらしたのでした。
「どんな時でも」シリーズ第一弾・・・!!!!と勝手に命名して考えました。
「車椅子の生活をしている方がこの映画館へ行くとしたら」を考えてみました。
ここ、渋谷のヒューマントラストシネマさんは全席指定。
介助があって座席へ移乗出来れば、かなりクッションが良く背もたれの高さがあるので、
身体をすっぽりと包みこんでくれます。
各階まではエレベーターがあり、ただ、結構複雑に止まります。
でも、ご心配しないで!!
車いすの方は事前に連絡をすると、スタッフの方が1Fに迎えに来てくださり、
案内してくれるようです。
車椅子のままで鑑賞できる環境です。
化粧室は間口がそれほど広くなかったので、専用のトイレがどこにあるのか、事前の確認が必要かも。
カフェが7階だったかな?あり、
キャラメルポップコーン・ヘーゼルナッツラテが最高においしかったです。
カフェ自体の空間はそんなに広くありませんので、
車椅子で行く場合は、購入してシアター内に持ち込んだ方がゆっくりできそうです。
渋谷駅からは明治通りを原宿方面に向かっていきます。
今は閉鎖されてしまった宮下公園のはす向かいの辺り。
お天気が良ければ車椅子介助してもらって、駅から歩いていくのも気持ちが良いかも。
道は凸凹もなかったように思いますが、歩道が狭い部分もあったので、ルートは事前確認が必要。
渋谷の街は時間に関係なくごった返し、平日の日中でも混んでいるので、
いつでも混んでいると思って、お出かけになった方がよいでしょう。
電車を移動手段で選ぶのであれば、最寄り駅の渋谷の構内は結構複雑なので、
事前にエレベーター・改札・フォームの位置・トイレの場所など、
前もって調べてから、どうぞお出かけください。
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