1つ前のコラムでは、
西洋料理等で出されるナプキンのマナーについて
ご紹介しましたが、
今回は和食で出される「おしぼり」のマナーについて
ご紹介したいと思います。
和食だけでなく、
ご披露宴でも人気の高い和洋折衷料理を頂く際なども、
ナプキンと一緒におしぼりが用意されていたりもしますね。
ナプキンもおしぼりも、どちらも”拭くもの”、、
なのですが、その役割は違うんです!
そもそもおしぼりは、
これからいただく料理や食材に感謝を込めて、
食事の前に手を清めるものです。
神社でお参りする前にも手を清めますよね。
あの感覚に近いのかもしれません。
◎おしぼりを使うタイミング
出されたらすぐに使うのがマナーです。
冷たいおしぼりは冷たい内に、
熱いおしぼりは熱いうちに使うのがベスト。
◎おしぼりの使い方
≪テーブルに置いてある場合≫
おしぼりを右手で取り、左手に乗せて丁寧に広げます。
両手を拭き、拭き終わったら、
拭いた部分を内巻に畳み右手で元の位置へ。
≪お店などで手渡しされた場合≫
「ありがとうございます」と右手を出します。
受け取ったらそのまま両手を拭き、
拭き終わったら拭いた部分を内巻に畳み、
右手でテーブルに置きます。
(フィルムに入ったおしぼりの場合は、
フィルムの先端を破り、
左手でおしぼりを引き出します。)
※注意するポイント
おしぼりは、食前に手を拭くための物なので、
顏を拭いたり、食事中に口を拭いたりはNG。
私はうっかりやってしまうのですが、
汚れたテーブルを拭いたりなどもマナー違反です。
(おしぼりは台布巾ではありませんものね、、。)
食事中に活躍するナプキンとちがい、
食事の前にだけ使うおしぼり。
いつも何気なく使っている物だからこそ、
正しい使い方を覚えたいですね。
介護の必要な大切なご家族と
結婚式の喜びを分かち合うお手伝いをいたします。