一般的に、結婚という言葉は、男女が夫婦になる代名詞です。
でも結婚と似た意味を持つ言葉では、婚姻や入籍といったものが使われます。
実はそれらの言葉はやや違ったニュアンスを含んでいるのはご存知でしょうか。
では結婚、婚姻、入籍、この三つの言葉はどう違うのでしょうか?
”結婚”とは男女が夫婦になることをさします。
”婚姻”は戸籍法などで使われる言葉であり、法律上の正式な結婚として国が認めるものです。
つまり事実婚はこの婚姻に含まれません。
結婚と婚姻はほぼ同義語で、様々な義務と権利がついてきます。
民法第752条(同居、協力及び扶助の義務)
民法第760条(婚姻費用の分担)
民法第755条(夫婦の財産関係)
民法第761条(日常の家事に関する債務の連帯責任)
などなど・・・
これらは一部抜粋ですが、
明確にルール付けされてることが多いのが特徴です。
”入籍”とは、男女がいずれかが相手の籍に入るのではなく、親の戸籍から出て夫婦で新しい家族としての戸籍を作り、婚姻届けを出し、法律上正式な夫婦になったことを指します。
上記の三つは大体同じように使われますが、この微妙なニュアンスの違いが相手に無礼になる可能性もあります。
”婚約”はプロポーズなど、結婚を約束した状態ですが
じつは、”婚約”には法的な手続きやルールがないので、口約束に近い形になります。
そのため、結納や、婚約指輪など、婚約したことを明確な形で示すことが、
お二人の婚約の重さを増していくことになります。
ただし、結納や、結婚準備をしていたり、周囲に「婚約した」という通知がされている場合は
一方的な婚約破棄した際に、賠償が発生することもあります。
婚約は「結婚をする」けじめであることを覚えておくとよいかもしれません。
介護の必要な大切なご家族と
結婚式の喜びを分かち合うお手伝いをいたします。