教えて!カイゴ (for wedding)

「お大事に」は要注意です

2015.08.10
高齢者の手のイメージ

年をとるにつれ、筋肉組織の量(筋肉量)と筋力が減少する傾向があります。
筋肉量の減少は30歳前後から始まり、生涯続きます。
75歳までに、筋肉量は一般に若い頃の半分になります。 筋肉量の減少は、おそらく筋肉をあまり使わなくなり、筋肉が縮んでいくために起こります。

ほとんどのご高齢の方には、必要な作業をするのに十分な筋肉量と筋力がありまし、
優れた運動能力を維持している人は多くいらっしゃいます。

運動を定期的に行えば、運動していなかった人でも筋肉量と筋力を増強することができます。

反対に、病気で安静にしているときのように運動をしないでいると、筋肉は大幅に衰えていきます。
運動しない間に、特にご高齢の方の筋肉量と筋力は急速に減少します。
たとえば、1日安静にしたときに失われる筋肉量を補うために、最大2週間の運動が必要です。

適度な休養をとっていただくことは大事ですが、長すぎると逆にびっくりするほど、体力や気力がなくなることも。
ご高齢の方に「お大事に」は、要注意です。

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