教えて!カイゴ (for wedding)

車椅子で乗れる介護タクシーで結婚式へ!東京の料金・予約方法・乗車人数

2019.06.06
介護タクシー

結婚式に車椅子で行きたい。そんなときに頼りになる介護タクシー。ケアエスコートでは、送迎の時、必ずといっていいほど、手配する介護タクシー

普段は、杖で歩けたり、車椅子で電車にのれる方でも、ケアエスコートでは介護タクシーで行くケースがほとんどです。でも、介護タクシーは完全予約制。突発的に配車を頼んだり、路上で停める事はできないうえ、各会社で運転手の資格、車両、料金体系などが違います。

もくじ

介護タクシーとは?
冠婚葬祭と介護タクシー
介護タクシーの料金や相場っていくら?
送迎の間の待ち時間はどうなるの?
実際に介護タクシーでかかった料金
介護タクシーの探し方
予約の時、聞くこと、頼むこと
式場の駐車場の確認
介護保険を使って、介護タクシーを利用する場合
一般のタクシーを利用する場合
まとめ

介護タクシーとは?

介護タクシーは、外出が難しい高齢者や障害のある人や寝たきりの人などの移動をサポートするタクシーです。運転手は介護の資格を持っている場合が多く、乗降の手伝いをしてくれます。普段から高齢の方や病気の方などを乗せているので、細やかな気づかいをしてくれるところも安心できます。

介護タクシーを利用するのは、寝たきりの方やまったく歩けない方など、介護の重い方ばかりではありません。普段歩けるが、その日だけ車椅子を使う人や、もしかしたら車椅子を使うかも、という理由で利用する人もいます。

普通のタクシーとの違い

  • 車椅子のまま乗ることが出来る
  • 運転手さんも介護の資格を持っている
  • 完全予約制がほとんど
  • 料金は通常のメーター料金+介助料

冠婚葬祭と介護タクシー

ケアエスコートでは、介護タクシーの手配もしています。
送迎オプションでは、同乗しますが、式場でのサポートだけの依頼でも、介護タクシーの相談や手続きを行います。料金についても、おおよその目安をタクシー会社に聞いてお伝えしています。

そして、料金とともに、よく聞かれるのが、車と運転手さんについてです。「他の来賓者もいるから、大丈夫かしら・・・」「式場に停めるところはあるのかしら・・。」特別な車なので、結婚式会場や華やかな場には多少違和感があるのでは?と心配になるようです。

ワゴンタイプで、色は、白、黒がほとんど。車体に大きな文字が書かれていることも多いです。黄色などの目に留まりやすい色のものもあります。冠婚葬祭の会場に到着しても浮かない様に、黒塗りの車を介護タクシーにしている会社さん(まだ数は少ないと思いますが)があるので、問い合わせてみてくださいね。

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  • 運転手さん

車椅子の扱いに慣れていて、お客さんへの気遣いができる方がほとんどです。年齢は60代前後が多い感じです。服装は、デイサービスの送迎の運転手さんのようなイメージ。青やグレーのポロシャツと、ジャージやチノパンの方をよく見かけます。たまに、白衣で来る方もいます。フォーマルな印象ではないので、結婚式場の入り口手前までの介助で帰られます。

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介護タクシーの料金や相場っていくら?

 結婚式では、介護保険は使えないので、タクシーを利用するのと同じです。

タクシー会社や地域、車両の大きさ等によって多少の違いはありますが、料金体系はだいたい似ています。予約する前におおよその料金は教えてくれるので、比較してみましょう。下記の①②③は、ほぼ必ずかかる料金、④⑤は、介護タクシー会社や利用する方によって必要な料金です。

迎車料金
初乗り料金を迎車料金にしているところが多いようです。(例えば、東京だと700円台が多いようです。地域によって異なります。)往復利用する場合は、行き・帰りそれぞれにかかります。

メーター料金
カウントは通常のタクシーとほぼ同じで、地域によって異なります。
ただ、介護タクシーは、通常のタクシーよりゆっくり走るので、同じ距離でも金額に差が出る事があります。また、高速など有料道路は別途料金が発生します。

車椅子・寝台のまま乗車できる大型車両の場合、その分料金は高くなります。

介助料金
おおよそ、1,000円~3,000円(普通の車椅子だと1000円、リクライニング車椅子だと2000円位の事が多い)
車椅子昇降のための機械操作や、ベッド~車椅子の移乗、車椅子介助や歩行介助などにかかる料金です。乗る方の状態や住まいの環境(エレベーターがなく車椅子を抱えて階段を上がるなど)などによって、上乗せされることもあります。往復利用する場合は、行き・帰りそれぞれにかかります。

車椅子などのレンタル料
移動に車椅子が必要な人や、ベッドから起き上がるのが困難な人が介護タクシーを利用する時は、車椅子やストレッチャーなどをレンタルできます。他にも酸素吸入器や吸入器などもレンタルすることができます。

  • 普通の車椅子・・無料 ~ 500円 くらい
  • リクライニング車椅子やストレッチャー・・2,000円 ~4,000円くらい。

自分の車椅子を使うときはかかりません。

その他
予約料、遠距離料金、時間外料金、待機料金、酸素や吸引機などの医療機器レンタル料金、一日貸切料金など

送迎の間の待ち時間はどうなるの?

  • 基本は待機しない

介護タクシーは、基本的に目的地に送り届けたら、その場で待つことはせずに、迎え時間になったら来てくれる、というシステム。駐車場にずっと停めておくということは、あまりありません。(希望すれば、ずっと待っていてもらう事も出来ます)(長距離は別)

  • 長距離の場合は見積もりをとろう

例えば宇都宮から都内の式場までの往復(片道2時間以上)を頼みたい場合。

長距離の場合は、目的地に着いたら、帰り時間まで待機している事が多いです。その分、待機料金(30分毎2000円~3000円位で計算しているところが多いです)と、式場に駐車場がない場合は、駐車場代も負担する事になります。
挙式・披露宴の場合、5時間以上は待っていてもらう事になるので、待機料金もかなりかかってしまいます。
そこで、長距離の場合は、タクシー会社によっては、往復一律いくら(予約料などやメーター料金、高速代、待機料など全て込み)という風に、見積もりを出してくれるところがあります。
これだと、当日どんな渋滞にはまっても料金は変わらないし、長距離だと途中お手洗いに寄ったり、パーキングに寄ったりしても、その方が料金を安く抑えられます。会社によっても違うので、何社か見積もりを取って比べてみてください。
長距離移動の場合は、車椅子の方以外にご家族も一緒に乗って行けば、ご家族分の交通費がかからなくて済みます。ただし、多人数が乗れるような大きな車輛になると、小型の車輛よりも少し料金が高くなる場合もあるので事前に確認して下さい。

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実際に介護タクシーでかかった料金

今までのケアエスコートで介護タクシーを利用したときに、実際にかかった料金です。(いずれも普通の車椅子で乗車した場合)。道路事情、高速道路利用の有無、車輛、エリア、タクシー会社などによって料金は変わるので、あくまでご参考まで。

  • 都内から都内の式場

  ①杉並区 - 六本木の式場
 片道45分
 料金(往復):16,000円(介助料+往復メーター代+高速代)

 世田谷区 - 虎ノ門の式場
  片道35分
  料金(往復):13,500円(予約料・介助料+往復メーター代+高速代)

   ③東京駅 - 皇居そばのホテル(予約料・介助料+往復メーター代)
     片道10分
    料金(往復):8,000円(予約料・介助料+往復メーター代)

   ④東京駅 - 明治神宮
     片道20分
    料金(往復):18,000円(予約料・介助料+往復メーター代)

  • 関東圏内から都内の式場

  ①埼玉県上尾市 - 日比谷の式場
   片道1時間30分
   料金(往復):42,000円(介助料・予約料+往復メーター代+高速代)

   ②千葉県流山市 ― 西麻布の式場
      片道1時間15分
  料金(往復):39,000円(介助料・予約料+往復メーター代+高速代)

 栃木県宇都宮 - 神田の式場
  片道2時間30分(途中1回高速のSAでお手洗い)
  料金(往復):79,000円(往復メーター代+高速代+待機料)

 ※栃木県の介護タクシー利用。
  長距離の移動だったので往復一律いくらと見積もりを出してもらい利用しました。
  単純にメーター料金で利用していたら、90,000円近くかかっていたと予想。
  車椅子のお客様の他に、ご家族2名も乗車。

  • 横浜方面の式場

 豊島区 - 横浜の式場
  片道1時間
  料金(往復):38,000円(予約料・介助料+往復メーター代+高速代)

    ②横浜市 - 横浜の式場
    片道40分
    料金(往復):14,000円(予約料・介助料+往復メーター代+高速代)

  • 千葉県の式場

 板橋区 - 舞浜の式場
  片道50分
  料金(往復):25,000円(予約料・介助料+往復メーター代+高速代)

    ②千葉県我孫子市 - 南柏の式場
      片道35分
  料金(往復):12,500円(予約料・介助料+往復メーター代)

    ③埼玉県戸田市 - 浦安の式場
       片道1時間10分
   料金(往復):33,000円(予約料・介助料+往復メーター代+高速代)

介護タクシーの探し方

往復で利用する場合は、出発地エリアで、探すのが一般的です。

介護施設に入所している、何かしらの介護サービスを受けている方は、ケアマネジャーや介護関係の職の方に相談するのが一番良いと思います。手配まではしてくれなくても、介護タクシーの会社は紹介してくれるはずです。また、病院や役所などでも教えてくれます。

ただ、出発地エリアで、条件(設備や車の大きさなど)に合う介護タクシーを探そうと思うと、
①問い合わせをして ②必要事項を伝え ③空きを確認して ④もし空きがなければまた次の所に問い合わせして  →①にもどる・・・・などなど、けっこう大変。個人でやっている介護タクシーだとなかなか繋がらないこともあります。

介護タクシーの総合窓口がある地域もあります。提携している介護タクシーの中から、エリアや利用日、条件などに合った介護タクシーを探してくれて、手配までしてくれるという有難い存在。
ただ、全国にこういうサービスがあるとは限らないので、まずは、携帯やパソコンから「○○県 介護タクシー」など、都道府県名と介護タクシーで検索してみてください。

予約の時、聞くこと、頼むこと

  • まずは、日程の確保を

日にちが決まっているなら、迎えの時間など詳細が決まっていなくても、とりあえず車を確保しておいてください。

日にちによっては、予約を取りにくい、取れないなんてこともあります。結婚式で利用する場合は、出来るだけ早めに予約だけはしてしまいましょう。(ただし、利用日の1カ月~2週間前から予約受付の所が多いので要確認。)

介護タクシーを予約する時、だいたい聞かれることが以下の項目。

①利用する日にち 

②迎え先と行き先 

③迎え時間 

④利用者の名前、年齢、性別 

⑤車椅子(普通タイプ、リクライニングなど)は、利用するのか

⑥車椅子は持参か、介護タクシーにレンタルするか

⑦医療機器の使用の有無 

⑧同乗者は何人か

⑨片道か、往復か

⑩当日の連絡先

ひとまず決まっている事だけ伝えれば良いのですが、検討中でも介護タクシーに伝えておいた方が良いことが2つ。

リクライニング車椅子を使用する場合(持参、レンタル問わず)

・車椅子の方以外の同乗者が3人以上になる場合 

この2点は、会社によっては、対応できない場合があるからです。

例えば、リクライニング車椅子は、通常の車椅子に比べて高さがあり、その名の通りリクライニングする事ができる(フルリクライニングにすると寝てるような体勢になる)車椅子。この車椅子が乗ると、車もそれなりの高さと広さが必要です。中型車や軽自動車ではなく、ワゴンタイプの大型車でないと対応ができません。

また、リクライニング車椅子をレンタルしていない介護タクシーもありますので、「もしかしたらリクライニング車椅子を使うかも?」という場合は、前もって伝えておいてください。

 

  • 迎えに来てもらう時間?の目安

結婚式という一生に一度の日は絶対に遅れられない!ので、一番悩むのは、自宅や老人ホームなどを出発する時間。 

介護タクシーは、通常の車より気持ちゆっくり走る傾向にあり、(スピードを出すことはあまりありません)車椅子の上げ下ろしにかかる時間もあるので、その分の時間がかかると思って下さい。時間の設定は、自分たちで考えるよりも、プロの運転手に任せたほうが安心です。

予約の時に「結婚式に出席するため」「○○時までに着きたい」という事を、必ず伝える事です。

「結婚式に出席する」と言うだけで、運転手さんの方も遅れない様にと、余裕を持った時間設定をしてくれることが多いようです。到着時間を伝えると、運転手さんの方で、あの会場の周辺は土日が混むとか、○○道路は短いけど抜けるのにすごく時間がかかるとか、そういう道路事情を踏まえたうえで、「何時に出発したら良いか」を教えてくれますよ。
当日、もし予定していた道が混んでいたりしたら、高速を降りて一般道に変えたり、即座に違う道を考えて、対応してくれることもあります。

ちなみに、長距離の移動で、途中お手洗いの心配がある場合は、それも事前に伝えておいた方が良いです。移動時間にお手洗いに寄る時間も考えてくれるし、道中寄れるお手洗いを探して下さることも多いです。(高速を走る場合はSAやPA、そうでない場合は、コンビニや飲食店など)

  • リクライニング車椅子を使うと楽です

高齢で体力があまりない方、1時間近く介護タクシーに乗る場合は、リクライニング車椅子を使うと楽です。(レンタルする場合は有料)

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高齢だと、長い時間、車椅子に座ったまま同じ姿勢でいると、腰や背中など痛くなったり、足がむくんでだるくなったり、身体に負担がかかります。式場に着くころには疲れてしまったり、気分が悪くなってしまったりする事も・・。

その点、リクライニング車椅子だと、背もたれの角度を調節できるので、腰や背中にかかる負担を軽減して、楽な体勢で道中を過ごす事ができます。
足の角度を調整できるものもあるので、横になった様な状態で過ごすことが出来るタイプもあります。
ただ、リクライニング車椅子は、普通の車椅子よりも大きく、見た目の存在感もあるので、式場はちょっと・・という人も多いです。
その場合は、車中でだけリクライニング車椅子を使い、式場に着いたら普通の車椅子に乗り替えます。

  • 同乗者のメンバーは早めに。交通費の節約にもなります

    車輛によって、乗れる人数が違ってくるので、予約の時に乗る可能性のある人数を伝えておきましょう。大型の車輛だと、車椅子が一度に4台ほど乗れる物や、車椅子1台と同乗者9名位まで乗れる物があります。

関東圏ではあまり困ったことはないのですが、以前東北の地域で介護タクシーを探していた時。車椅子のお客様1名の他に、私たちスタッフ2名+ご家族1名の計3名が同乗できる車がなかなか見つからない・・。同乗者2名までという介護タクシーが圧倒的に多くて、無事に予約するまでに10社以上に問い合わせました。
これは、地域によるものなのか分かりませんが、乗る人数って意外と重要だな、と感じた出来事でした。こういう事も想定して、やはり早めに動いて、予約した方が良いですね!

式場の駐車場の確認

事前に、式場のどこに車を停めて乗り降りするか、確認しましょう。地下の駐車場だったり、天井があるような車寄せだったりすることがあります。

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その場合、車高制限がある場合が多いので、手配した介護タクシーがどの位の高さなのかを確認しておく必要があります。

ワゴンタイプンのような大型の車輛になると、車高が2.5メートルくらいあるので、よくある車高制限2.2メートルまでのような駐車場には入れません!!
その場合は、式場の入り口から出来るだけ近くて、安全に乗り降りできるところが他にないかを式場の方に確認してください。

介護保険を使って、介護タクシーを利用する場合

結婚式では、介護保険は使えませんが・・・

介護タクシーは介護保険が使えます。ただし、介護保険が使えるのは、乗り降りの時や利用者の移動の時に介助する部分だけ。タクシーの移送料金や送車料金、待機料金などは、自己負担です。介護保険で利用する場合は、ケアマネジャーに通院などの予定を伝え、介護タクシーの利用を相談します。

介護タクシーの利用がケアプランに組み込まれたら、ケアマネジャーが契約業者に予約の連絡を入れ、利用者の希望に沿う様に業者が日程や時間を調整します。業者によっては、予約手数料やキャンセル料が発生する事もあります。

  • 介護保険を使って介護タクシーを利用できる人

①自宅、有料老人ホーム、ケアハウスなどで生活している

②介護度が要介護度1以上である

③バスや電車など公共の乗り物に1人で乗る事ができない

④担当ケアマネジャーが必要だと判断し、ケアプランに介護タクシー利用が盛り込まれている

  • どんな外出で、介護保険は使えるの?

介護タクシーで介護保険が利用できる範囲は非常に制限されています。

・通院(リハビリや透析、整骨院を含む、鍼灸は含まない)
・介護関係施設の見学
・選挙の投票
・生活必需品の買い物
・市役所など公的機関での手続き
・金融機関での手続き、引き落としなど

そして、必ず、ケアプランにないと介護保険では使えません。

 

一般のタクシーを利用する場合

エスコートでは、スタッフの移動やお客様の送迎時に、一般のタクシーを利用することも多々あります。
結婚式は、その日しか行われない、大事な儀式。
招待客は、その場にいなければならない、大切な結婚式の立会人、お祝い役です。
遅れるわけにいかないし、ましてや結婚式を遅らせるわけにはいきません。

なので、一般のタクシー利用する場合でも、必ず予約をしておきたいものです。
出発する朝に配車の電話をすればいいんじゃないの?と考えるかもしれませんが、当日の朝は、大変バタバタするものです。それに加え、いざ、配車の電話をしても、応答が無かったり、手配に待たされたり、配車ができないと断られたら大変です。
お祝いの朝なのに、大変なストレスになります。

  • 介護タクシー・一般のタクシー、どっちを選べばよいの?

高齢の家族や介助がいる方と一緒に結婚式に行く場合、介護タクシーか?一般のタクシーか?迷います。
乗り慣れた車椅子に乗ったままタクシーに乗っていきたい方、身体の状態で車椅子でしか移動できない方は、介護タクシーを選んでください。
また、日常的に寝たきりの方や日中も車椅子で生活されている方、車椅子から椅子へ移動するのに全介助が必要な方は、介護タクシーのほうがお勧めです。

最近では、屋根の高いタクシーも増えてきています。車椅子を使わない方や長時間座っていることが出来る方(横にならなくても大丈夫な方)は、一般のタクシーでも大丈夫でしょう。

  • 式場でのタクシーの探し方

ホテルウェディングや専門式場では、会場正面玄関にタクシーが停車しているものです。もしくは、プランナーさんに帰りのタクシーについて相談すると教えてくれます。
レストランウェディングは、立地が駅前ではないことが多いです。お店の方にタクシーを呼んでもらうか、大通りでタクシーを拾うかとなります。
車椅子で参列する場合で、外式(挙式と披露宴が別の居場所)の際は、車椅子の入るタク
シーか車椅子に乗ったまま乗車できる介護タクシーの予約が必要になります。

  • 一般のタクシーを事前に予約する場合

●配車してほしい地域のタクシー会社で探す。

●直ぐに呼びたいのではないことを伝える。

●予約ができるか確認する。

●正式なお願いは、ファックスなどしたほうが良いか、確認する。
 

  • 予約するときに明確にしておきたいこと

●乗車日時

●希望の到着時間・出発時間。結婚式へ向かう時だけなのか、帰りもか。

●どこからどこまで乗るのか、住所を伝える

●車椅子を運びたい場合はそのサイズ

●折りたためるのか?ハンドグリップが一段階折りたためるか?

●折りたためる箇所を全部畳んだ時のサイズ⇒車幅横・車幅縦・高さ

●乗車人数

●当日の連絡相手 連絡先

 

  • 一般のタクシーの座席に座って行った方がいいことも

普段は、ゆっくり、杖なしで歩行されている方でも、結婚式の当日は、車椅子をお勧めすることは多いです。
ただ、だからと言って、必ずしも、車椅子に乗ったまま、式場まで行かなくても大丈夫です。長時間、車椅子に座っていると、腰や臀部が痛くなることがあるからです。

その場合、ご本人は、座席に座り、車椅子はタクシーの後ろへ積んでもらいます。
普段、車椅子を使われている方でも、歩行が可能な方・座位が取れる方・日常生活で椅子に座って食事が取れる方・立位が可能な方は、タクシーの座席に座っていかれた方が、安定してゆったりくつろげます。

 

まとめ

介護タクシーは、乗降のスロープがあるので、車椅子やストレッチャーに乗ったまま入り、固定するので、そのままの状態で現地まで行くことができます。
普通のタクシーでは、車椅子から降りないといけないので、その分の負担が少なくなります。ただし、車椅子はバンドのようなもので固定するだけなので、揺れや振動などがダイレクトに伝わります。
私たちがお手伝いする時は、高速や悪い道などで、運転手さんに「少し揺れますよ」と言われたら、車椅子の足を支えたり、お客さまにしっかり捕まっていてもらうようにしています。介護タクシーを使うときは、必ず介助できる方も同乗したほうがいいですよ。

結婚式は、特別な日なので、ぜひ、タクシーや介護タクシーを上手に使って、ご本人も、ご家族も負担を減らしましょう。

当日の朝、時間に通りにタクシーが来ると、「タクシーを予約しておいて、やっぱりよかったよ!」・・と、声に出して言ってしまうくらい、気持ちの面でも焦らずに済みます。


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