教えて!カイゴ (for wedding)

「高齢の祖母の服装はコレ!」結婚式で恥かかない!疲れない!15個のポイント

2018.04.10
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ケアエスコートの石川です。

結婚式のケアエスコートの経験をもとに、結婚式の祖母の服装について書きますね。

両親の服装については、Webや雑誌に載っているので、情報もたくさんあります。ただ、祖父母となると、フォーマルの程度がわからない・・。さらに高齢で介助も必要となると、どんな服装がベストなのか?準備品はなにがいるのか?いろいろわからないことが多いと思います。

そこで、数々の結婚式(格式高い超一流ホテルや式場も多いですよ)でサポートした経験から、15個のポイントをお教えしますね。

一般的に祖父母の服装は、新郎新婦の両親よりもやや控えめ、両親が正礼装だったら、祖父母は正礼装又は準礼装になります。でも、それよりも一番重要なのは、ご本人の着心地とサポートのしやすさ!!(これがポイント!!)
豪華なホテルや式場では、正装でないと・・と不安に思うかもしれませんが、逆にいろんな方がいるので、少し華やかでおしゃれでしたら大丈夫ですよ!

 

①高齢の場合は、絶対に洋装がベスト!!

お祖母さんの場合、やはり黒留袖が多い印象がありますが、ご高齢だったり、要介護の場合は、絶対に洋服がおすすめです

理由は、次の2点で、とっても重要です!!

  • お手洗いがスムーズにできる 

ケアエスコートに依頼される方が、一番心配するのが、結婚式場でのお手洗いのこと。
初めて行く場所なので、もし失敗したら・・・これが一番の不安です。失敗って、「間に合わない」「汚してしまう」かな? もしも失敗したら、ご本人にとっては、とっても辛い日になってしまいます。

  • リラックスして過ごせる

また、結婚式の日は一日長いですから、出来るだけ疲れないように、身体に負担がかからない楽なスタイルが良いのですよ。
ということで、何枚も着物を重ね、ひもや帯できつく縛る和装よりも、簡単に脱ぎ着ができて、締め付けの少ない洋服がいいのです。

 

②洋装は、上着とパンツの一択!!

ワンピースかツーピースか? 丈もロングなのかミディアムなのか?パンツスタイルはありなのか?洋服といってもいろいろです。
私たちが提案するのは、ずばり 上着にパンツというスタイル。
少しフォーマルで華やかな上着に、はき心地のいい黒などのパンツ(ズボン)が一番おすすめなスタイルです。

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③上着(ジャケット)は、前開き、軽い素材、少し大きめを選ぶ。

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ジャケットは、前開きの物を絶対に選んでください。高齢になると、腕が上がりにくかったり、後ろに曲がらなかったりするから、圧倒的に前開きが楽です。(腕の可動域が狭まってます)

ジャケットは、ノーカラーやスーツ感のあるテーラード、軽いブラウスの様なもの、少し透け感のあるレース素材などがあります。

ノーカラージャケットやテーラードジャケットを選ぶときは、長時間座って居てもお腹が圧迫されないか確認しましょう。
また、立ったり、座ったり、食事したりするときに、腕の動きが制限されないか?肩幅やウエスト周りに余裕があるか?みてくださいね。腕の付け根から、背中にかけてのゆとりは特に大事です。高齢になると背中が丸く前かがみになるので、サイズも少し大きめに考えたほうがいいです。

ジャケットだと着慣れなくて窮屈に感じる方が多いです。
麻痺や拘縮がある方の場合は、ジャケットよりも少しフォーマルな感じのカーディガンなど、柔らかい素材のトップスもおすすめです。

色は、シャンパンゴールド、シルバーグレー、パープル、オフホワイト、ベージュ―、黒など、シックで無難な色が好まれていますね。
でもお祖母さまが嫌いでなければ、明るい色が華やかできれいです。
おめでたい雰囲気になるし、表情も明るくより生き生きと見せてくれます。
式場では、「ちょっと派手かな?」と思うような色でも、意外と馴染んでしまうから不思議。

服の明るい色に抵抗がある方には、レースやラメ、光沢のある素材、アクセサリーで華やかさをプラスしましょう。

 

④インナーは、肌着でも可。襟ぐりの空き具合がポイント。

ジャケットで隠れるのなら、肌着(タンクトップやキャミソール、丸襟の長袖や七分袖の肌着)をそのままインナーにすることも可能です。

肌着の上に、シャツブラウス、シフォンブラウス、カットソーなどを重ねて着る方もいますが、あまり重ね着すると、かがんだり、腕を使うときに窮屈になります。

肌着をインナーとして着る場合は、その上に着るジャケットやカーディガンなどから、肌着が見えないか、透けないかをチェックしましょう。

特に得襟ぐりには、要注意です。せっかくのハレの席で、下着が見えていたら家族もちょっと悲しい。

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⑤パンツ(ズボン)が圧倒的にオススメです。

ケアエスコートでは、パンツ(ズボン)をおすすめしています。
理由は、介助がある場合でも、ない場合でも、お手洗いのとき、スムーズに、簡単に脱ぎ着できるからなんです。(お手洗いはホントに重要ですね!笑)

ズボンは、下ろしますが、スカートは上げます。上げるほうが大変だし、便器の中につけてしまったり、終わった後、スカートを下着に挟んだりする失敗もあります。本人がするにしても、介助者がサポートするにしても、ズボンのほうが圧倒的に楽です。

また、歩く時も、ズボンのほうが歩きやすい。スカートの場合、タイトだと歩きにくいし、ひらひらボリュームがあると、足にまとわりついて転びやすいのです。

パンツ(ズボン)を選ぶポイントは3つ!!

 ウエスト部分が、ゴムタイプのもの
 2.丈は、くるぶし位の長さ
 3.裾は、広がっていないもの

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  • まずは、ウエスト部分が、ゴムタイプのもの

ウエストに、ホックやチャックがあるタイプだと、お手洗いや着替えの際、外したりつけたりするのに時間がかかります。(集合時間前やイベント前は焦って余計に時間がかかるかも・・・・)
ゴムタイプであれば、ズボンの上げ下げだけで済むので、介助する人も楽。また、車椅子の方は一日座って居る時間が長いので、ウエスト周りに余裕があるゴムタイプの方が、締め付け感なく楽に過ごせますよ。

  • 2,3 丈は、くるぶし位の長さで、裾が広がっていないもの

立ち上がりや歩く際には、ズボンの丈や裾も、とても重要です。丈が長いと裾を踏んで転倒したり、車椅子から立ち上がる際に、裾が車椅子の足置きに引っかかって、前につんのめってしまう事もあり、危険!!
反対に短すぎると、車椅子に座って足置きに足を置いた際、足首やスネが見えてしまうので、必ずチェックしてくださいね。

 

⑥「どうしてもスカートが履きたい」という場合は、ツーピース!!

スカートだったらツーピースで。上下の組み合わせ次第で、フォーマルになります。

ワンピースは、一体型なので、もしスカートを汚したら、全部着替えないといけません。また、お手洗いの介助の時に、持ち上げにくく、止めにくいのです。ツーピースのスカートだと、ウエストで止められますね!!

どちらの場合も、ロングスカートは裾を踏んで転倒の危険があるので、ひざ下丈くらいのスカートを選びましょう。
ただ、あまりに丈が短いと、車椅子に座って足を足置きに置いたとき、足が丸見えになってしまいます。寒い時期だと足元から冷えてくるので、長さは要注意ですよ。

 

⑦絶対に、あると助かるのは、ひざ掛けです。

結婚式に出席するおばあさま

 

 

 

 

 

 

 

ズボンでもスカートでも、ひざ掛けがあると何かと便利なので、ぜひ持って行ってください。防寒対策はもちろん、足元や汚れを隠したりと、いろいろ使えます。ちょっとおしゃれな感じだといいですね!!

 

⑧パンティストッキングはやめて!!  靴下、ひざ下ストッキングで。

重要!!ズボン、スカートに関わらず、パンティストッキングは、避けてください。

靴下や、ひざ下ストッキングだったら、お手洗いの際は下着だけの上げ下げで済みます。パンティストッキングは弾性があるので力がいるし、スムーズに履くにはコツがあるから結構大変なんです・・。(女性はみんな経験者ですよね・・)

片方ずつ履く時、バランスを崩して転んだり、伸ばし方が甘くて、ウエストの部分まできちんと上がらなかったり、股下の辺りが窮屈で気持ち悪かったりします。これって、不快だし、足ももつれやすいです)
もちろん、お手洗いの時も、下着+ストッキングの上げ下げで、さらにひと手間かかってしまいます。

以前、立つのがやっとのお客様が、スカートの下にパンティストッキングを履いて来られました。いざ、お手洗いをする際、下げるのは簡単なのですが、引き上げるのがとにかく大変。(股下部分が上手く合わないんです・・)その間もお客様には手すりにつかまって頂き、何とか立っていて頂いている状態なので、ご本人もとても大変だったと思います。
パンティストッキングは、介助する方も大変ですし、本人もとても疲れてしまいます。ぜひ、ひざ下ストッキングで・・・。

 

⑨靴について。

(靴については別記事参照してくださいね↓↓↓)

結婚式で、あえてフォーマルな靴を選ばない!  高齢者の靴選び、5つのポイント

 

さて、アクセサリーは、無くてもいいけど、あると華やかになります。

家族にとって、ハレの日ですから、いつもより少しお洒落に、華やかにしてはいかがでしょうか。首回り、胸元が華やかなだけで、お顔の印象もパッと明るくなります!

 

⑩パールのネックレスは、重さと長さに注意です。

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一連で長すぎないもの(全長40センチ前後)がベストです。

二連の物や長いタイプは、かなりの重量感があり、一日していると肩が凝ったり、疲れやすくなってしまいます。
ネックレスのパールの大きさですが、パールの粒は8㎜で0.8g、10㎜で1.5g、12㎜で2.5gとどんどん重くなります。40㎝~50㎝のネックレスだと、50g~100gもあります。
卵Mサイズが約60gなので、結構な重さですよね。
また、立ったり座ったりの時にネックレスが引っかかったり、お食事の時に邪魔なったりするので、長いものは避けておいたほうが無難です。

 「コットンパールで気軽に」もあり。

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最近では「コットンパール」という、その名の通り、コットン(綿)を圧縮し球体を作り、その上からパール加工を施したパールネックレスがあります。

ただし、コットンパールはあくまでフェイクのパール。
「結婚式で身に付けるのは相応しくない」「マナー違反だ」という声もあります。確かに、格式を重んじる結婚式が主流だった頃は、コットンパールはちょっと・・・というのもわかります。でも最近は、結婚式の形式自体がカジュアル化しているので、服装マナーもそれに合わせて変化しているようです。
最近では、花嫁さんがコットンパールのアクセサリーを身に付ける事もあるほど、ブライダル業界でも浸透しつつあります。
天然パールよりも柔らかな風合いで、肌馴染みもよく、優しい印象にしてくれますし、なんといっても軽い!!!普通のパールのネックレスと比べると、重量は半分以下に感じます。
ネックレスをすると肩が凝る方や、ご高齢の方にはおすすめですよ。

 

⑪コサージュは、簡単に華やかにできて☆大きさに気をつけて。

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コサージュがあるだけで華やかさは断然違います!

ケアエスコートでコサージュをつける方は、シルバーやグレー、紺、紫など無難な色のコサージュが人気かな?ピンクやパステルカラーが好きというご高齢の方、実はとっても多いのに、「もうこんな歳だから・・」と、控え目に無難な色を選ぶ傾向があるようです。

高齢の方の場合、洋服自体シックな色が多いので、コサージュはピンクやエンジ、イエロー、ゴールドなど明るい色を合わせても素敵です!披露宴会場の華やかさにマッチして素敵ですよ。

コサージュの大きさは12~15㎝くらい。大きすぎないように。

大きさは控えめな方が上品ですし、立ったり座ったりや食事の動作の妨げにならないので、12~15cmまでくらいを目安に選んでください。

コサージュの留め具がピンの物は、高齢の方などが自分でつける際には、
間違って手や身体に刺さない様に十分注意して下さいね。
また、ピンがしっかりハマっているかも確認してください。
(ピンが洋服に引っかかってるだけの事があります)

 

⑫イヤリング(ピアス)は、高齢者のヘアにぴったり。

イヤリングはショートヘアと相性の良いアイテムですが、高齢の方はあまりつけていないようです。つける方だと、パールのネックレスとお揃いで、パールのイヤリングが多いです。
お祖母さまは、髪を短くカットしていることが多く、髪型のアレンジが難しい分、イヤリングをすることで華やかな印象になります。

ただ、普段つけ慣れていないと、すぐに耳が痛くなってしまう様です。
逆にイヤリングのネジの締めがゆるく、気づくとどこかに落としてしまった・・なんて事も少なくありません。
違和感から無意識に耳を触って、落としてしまう方もいます。

イヤリングは、あえて準備するというより、あったら着けてみる程度で良いと思います。痛くなったらすぐ外せばいいですしね。

 

⑬バッグは、できれば、持たなくてもいいと思います。

出来るだけ荷物は少なく、手が開いていた方が安全ですよ。

式当日は、移動や立ったり座ったりも多いです。万が一転びそうになった時、とっさに身体を支えられるように、家族が必要な物を持ってくれる場合は、バックはなくてもいいのでは?
ただ、女性には手ぶらは少し抵抗があるかもしれません。

もし持っていくとしたら、ハンカチやティッシュが入るくらいの、小ぶりな手提げやポシェットがちょうど良いです。

 

⑭スカーフやストールは、便利なグッズ。

お洒落で使うのはもちろん、冬の寒さや夏の冷房の冷え対策に使えます。

以前、お客様が着てこられた洋服が大きすぎて、首元から、肌着が見えてしまっていた事がありました。
私達も肌着が見えない様に服を引っ張り上げたりして、何とか隠していましたが、それにも限界があります・・。
でもそのお客様は、バッグに綺麗なレースのスカーフをお持ちでした。
これは!!と思い、肌着を隠すように首元に巻かせて頂きました。
すると出ていた肌着は隠れるし、なにより先ほどよりもグッと華やかに変身!
お客様も「こっちの方がいいわね!」と喜んで下さり、私達もホッとひと安心。思いがけずスカーフが大活躍でした!!

 

⑮無理をせずに、普段よりも少しだけおしゃれに。

高齢の方や身体の不自由な方など、介助を必要とされる場合、
例えフォーマルな場であっても、正装する事が難しい場合もありますよね。
無理をして服装にこだわらず、普段より少しおしゃれをする気持ちでいいのでは?
せっかくのおめでたい日に無理をして体調を崩したり、怪我をしてしまわないように、着心地が良く、身体に負担のない物を選ぶことが大切です。

 

参考までに、祖父の場合は準礼装がほとんどです

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お祖父さまの場合は、割と同じスーツスタイルです。

  • スーツ・・・・ブラックスーツがほとんど
  • シャツ・・・・白無地でレギュラーカラー、
  • ネクタイ・・・白、グレー、白と黒のストライプなど。
  • ベスト・・・・めったに着用されていませんね。
  • タイピン・カフリンクス・・こちらもめったに見かけません。
  • ポケットチーフ・・・わりと皆さんつけています。あるだけで、グッと華やかな印象になりますよ!

※和装も素敵ですが、最近ではほとんど見かけません。

 

 


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