教えて!カイゴ (for wedding)

神前式に高齢の方が参加するとき、どんな準備がいるの?下見の前に知っておくこと

2018.05.10
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ケアエスコートの石川です。

神前結婚式がいいなあ、でも神社で結婚式は難しいのかなあと、思っている新郎新婦さま。さらに、高齢の祖父母がいるとか、両親の身体が心配とか、家族のことを考えると、う~~んと悩んでいる方、けっこういらっしゃるのでは?

ケアエスコートは、「結婚式での介護」をサポートしていますが、その私の印象は、「最近、神前式が増えたな~」です。特に多い月では、半分が神前式ということもあります。昨年までは、神前式は、月に1件あるかないかだったことを考えると、確実に増えていますね。

本当に神前式は増えているの??

ケアエスコートに限ってだけかしら?と思って調べてみました。

『ゼクシィトレンド調査2017(首都圏)』によると、神前式は、ここ数年確実に毎年増えていますね。でも、まだまだ圧倒的にキリスト式が多く、次いで人前式、神前式。 ↓↓ 実際の挙式形式

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ところが、「(本当は)希望していた挙式スタイル」は、神前式が人前式を上回っているんですね!! びっくり!!(2016年までは人前式の方が上でした)↓↓ 希望していた挙式形式

アセット 6

理由はやはり、日本の伝統美を求めてでしょうか。和婚ブームともいわれています。白無垢や着物を着たい、落ち着いた格式高い挙式がいいとか、家族の希望とか。晩婚の方や家族婚が増える中、これからますます増えそうですね。挙式をする場所も、ホテルや専門式場の中の神殿が多いですが、最近は神社をえらぶ方も増えてきました。

神社は歴史がある建物なので、ホテルや専門式場のようにバリアフリーなどの設備が整っていません。また、建物の中で完結するホテルや式場と違って、屋外での移動や行事があります。車椅子や高齢の方が出席するときには、いろんな注意が必要です。

さらに神社はとっても神聖な場所。しきたりや深い意味がある事柄も多いので、それを守りながら安全に気をつけなければならないのです。

神社は危険がいっぱい!!高齢ゲストは、滑る、つまずく、転びやすい。

屋外での移動が多いので、がたがた道、階段、溝に要注意。

まずは、転びやすい危険ポイントを挙げてみます。

  • 玉砂利道
  • 境内
  • 本殿の階段
  • 本殿(挙式中)
  • 披露宴会場
足が悪い人、杖を使う人が注意するポイントはここ!!

高齢者の半分以上は当てはまるのでは?)

  • 玉砂利道

皆さんは、なぜ神社の参道に、玉砂利が敷き詰められているかご存知ですか?明治神宮のHPによると、言葉の響きと意味からきているようですよ。

明治神宮QA 参道にはなぜ玉砂利が敷きつめられてあるのですか?

玉砂利の玉には、「たましい(魂)」「みたま(御霊)」の「タマ(霊)」と、「玉の声」「玉のような赤ちゃん」のように「美しい」「宝石」「大切なもの」という意味があるそうです。
 そして「砂利」はあて字で、本来は「じゃり」は細かい石の意味の「さざれ(細石)」からきているそうです。

玉砂利は ミタマの籠もった、美しい・宝石のような・大切な小さい石という意味だそうですよ。そこで、日本では昔から神聖なところは、さらに清浄にするため、きれいな石を敷きつめたとのことです。

鳥居をくぐって参道を進むとき、人は清浄な石を踏むことによってしだいしだいに身を清め、心を鎮めて、最高の状態で祈りが出来るように、気持ちを整えながら神さまのいらっしゃいます神聖な場所へ向かいます。こうした「祈る」までの姿勢の持ち様も、参道の中に込められていて、玉砂利には魂を安らがせ清めるという絶大な効果をもっているのです。(明治神宮HPより)

理由を知ると、神前式の際、新郎新婦や親族が列をなして本殿へ向かう「参進の儀」も、とても意味のあることなんだという事が分かりますね。

とはいうものの、玉砂利を歩くのはとても危険!!

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たとえ歩くことができても、高齢者の半分くらいは足が悪いことが多いです。砂利道はとても歩くのに負担がかかります。

細かい砂利は、足が沈み込んだり、滑ったり、思う様に歩けません。大きい砂利の道では、足元がグラついて不安定きわまりない。コンクリートの道などと比べると足に踏ん張る力が必要なので、とても疲れてしまうし、また、石に引っかかって転倒しやすい。

ポイント1 神社の方に、玉砂利を通らずに移動できる道があるか聴く

できるだけ、歩かないことを選びましょう。

ポイント2 介助する人がしっかりと腕を組んで歩きましょう

迂回ルートがなく、砂利道を歩くしかない場合は、介助してあげましょう。支えがあるだけでも足に力が入りやすくなりますし、安心感が全然違います。バランスを崩した時もすぐに支えられます。

ポイント3 高齢者の靴は、ヒールNG!

砂利に足を取られやすくなり、転倒の危険が増しますよ!

↓↓ 高齢者の靴選び、5つのポイント

ポイント4 出来るだけ杖は使わない

歩く時に、杖を使う方も多いですが、平らな道では安全な杖も、ガタガタした道や沈み込みのある砂利道では、かえって危険。杖は使わずに、どなたかに支えてもらって歩きましょう。

石畳の道も、砂利道ほどは歩きにくくはないですが、同じようなサポート、注意が必要です。

  • 境内

本殿前や境内、神社内の建物など、入口や通路などにカーペットが敷いてある事があります。

若い方はあまり気にならないかも知れませんが、足が悪く少ししか足が上がらない方や、麻痺があって足を引きずるように歩かれている方には、カーペットが転倒の原因になる事があるんです。
1~2㎝の段差の方がつまづきやすく、カーペットのヘリなどめくれていると、足を取られて転倒します。

また、神社の場合は、参進はもちろん、移動の際に屋外を通る事が多いです。
雨上がりの屋外は、通路が滑りやすかったり、ぬかるんでいたり、また、手すりなども濡れていて手元も滑りやすいので気をつけて。

庭園出入口 スロープ

 

 

 

 

 

 

細い溝にも要注意!!

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神社で、こんな溝を見かけた事はありませんか?幅も深さも、ほんの数センチなので、特に問題ないように思いますよね。でも、目の悪い高齢者には気づきにくく、杖がはさまったり、つまづいたり、思わぬ事故になります。

「ここに溝がありますよ。注意して下さいね」と、一声かけてくださいね。

観光客にも気をつけて!

「参進の儀」や列での移動のときは、参拝客や観光客から注目の的です。うれしい反面、高齢者だと、不安になったり、人疲れをしてしまう心配があります。
様子が変だったら、安心してもらえるように声掛けするとか、人が少ない場所に連れて行って少し休憩をとってもらいましょう。

  • 本殿の階段

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拝殿階段

 

 

 

 

 

 

神社の本殿に上がるのに、前の階段(石造りか木造がほとんど)を使う場合が多いです。多くは、手すりやつかまるところがなく、一段の高さが高くて、急な階段です。ここで、足を滑らしたり、転んだら大けがしますよ!!

ポイント5 やっぱり、スロープの通路や階段のない別ルートを探す

でも、どうしてもその階段を上がらないといけない場合。

ポイント6 できれば2~3人でしっかり支えて上がる

足が悪い、ふらつく方には、できれば2~3人で、横からと後ろからしっかりサポートしてくださいね。万が一バランスを崩したとき、とっさに支えられる様に、腕や手、腰など、どこか身体の一部に手を添えるなどして下さい。
手すりがある階段なら、手すりを持ってもらい、介助する方は一段下(斜め後ろ)に立って腰など支える。
手すりがない階段なら、横に並んで腕や手を組んだり、一段上から手を取り引っ張るようにするなど、状況に合わせて。

ポイント7 周りの人が、「危ない」としっかり思っておく

でも一番大事なのは、高齢の方はバランスを崩しやすく、転倒する危険があるという事を、常に頭に入れて気にかけておくことです。

  • 本殿内(挙式中)

まず、前もって神社の担当者に、靴はどうするのか(土足厳禁か?)必ず聞いておきましょう。

ポイント8 靴を脱ぐときは、バランスを崩しやすい

本殿内、靴を脱いで上らなければならない場合は、立ったまま靴の脱ぎ履きをするという事はとても大変です。かがんだり片足で立ったりが難しいので、体勢を崩して転倒してしまう危険があります。
何か腰かけられる場所があったら、そこに腰かけて靴の脱ぎ履きをするのが一番安全。
(椅子が用意されている所はあまりないように思います・・)
なければ、柱や手すり、どなたかの腕や肩につかまってもらい、身体を支えると体勢が安定します。脱ぎ履きしやすい靴を履いてくる、というのも大事なポイントです。

ポイント9 本殿は、床が滑りやすい

本殿に多くみられる木張りの床や畳の床は、靴下やストッキングで歩くと、とても滑ります!!!
畳の場合はさらに、ヘリにつまづいたり、足が沈み込んだりして、非常に転びやすいのです。足の悪い方は、どなたかが腕を組んだり、身体を支えたりしながら、あわてず、一歩一歩ゆっくり移動しましょう。

ポイント10 わずかな段差につまづかないように!!

部屋と部屋の継ぎ目や廊下のちょっとした段差なども要注意。高齢の方は、目で見て高さが分かる段差よりも、1~2㎝のちょっとした段差に気がつかずつまずきます。「段差があるから気を付けて」と声かけを忘れずに。

ポイント11 案(机)と椅子を動かすときは神社の方に一言告げて

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本殿内には、多くの場合、案(机)と椅子が設置されています。 歩く場合でも、案と椅子が狭い時、横歩きになります。腰が曲がっていたり、足が悪い方には辛い体勢なので、椅子や案を少し動かして歩きやすいスペースをつくると楽になります。ただし、神殿は神聖な場なので、勝手に案を動かすのはタブー。神社のスタッフさんに断ってくださいね。

ポイント12 神殿の椅子は不安定な物が多い

神殿内の椅子は、小さい、低い、座面は布張りでたわむ、肘宛てや背あてがない等、洋式の椅子とはぜんぜん違います。筋力やバランス感覚が弱っている高齢者が座るには、とっても不安定!
椅子の中央にきちんとお尻が乗っているか、両足がしっかり床に着いているか、身体がグラグラしていないかなど、必ず確認して下さい。気をつけないと、後ろや横に倒れてしまいます。
また、神前式の儀式には、椅子から立ったり座ったりする場面もあるので、その都度、見守りや身体を支えたりなどが必要です。

ポイント13 親族杯の義のタイミングに注意

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神前式の後半に「親族杯の義(しんぞくさかずきのぎ)」いう儀式があります。

両家が親族となる事を表す誓いの儀式で、案の上に置かれた杯に、巫女がお神酒を注いで回り、参列者全員の杯にお神酒が注がれたところで、斎主の合図により皆が一斉に3口でそれを飲み干すというものです。(お酒が飲めない方は口をつけるだけでOKです)全員の杯にお神酒が注がれ、斎主の合図があるまで杯に手をつけずに待ちます。

でも、耳や目が悪い方や認知症の方などは、状況が良く分からず、注がれると同時に飲んでしまったり、杯を上手く持てずお神酒をこぼしてしまったり、杯を床に落としてしまったりなどという事がよくあるようです。

お隣や近くにいる方がそっと説明したり、合図したり、手を添えてあげるなどしてくださいね。特にお酒が飲めない、若しくはとても弱いのに、知らずに飲んでしまうという事が一番心配です。でもまあホントに少量ですけどね。

  • 披露宴会場

披露宴会場は、靴のままで、テーブルに椅子というスタイルが一般的です。でも靴を脱いで上る会場や、椅子ではなく、畳のお座敷のような会場もあります。

ポイント14 高齢者は畳に座るより、椅子のほうが楽

年配だと、和式や畳が喜ばれるイメージですが、実は高齢の場合、畳に直接座るよりも、椅子に座るほうが楽なのです。高齢の方は、手足の筋力が弱くなってる場合が多いので、床など低い位置から立ち上がるという力のいる動作が大変なんです。
もし畳用椅子(脚があるタイプ)があれば、それを使った方が立ったり座ったりが楽になるはずです。

ポイント15 床から立ち上がる時はゆっくりと。そばの方が支えて!!

もし椅子ではなく、畳に直接、または座布団などに座って食事する場合は、立ち上ったり座ったりするとき、滑らないように注意。必ずテーブルに手を付いたり、柱やあれば手すりにつかまって、ゆっくり立ったり座ったりするように声かけして下さい。
急に立ち上ったりすると、立ち眩みやめまい(起立性低血圧)を起こして、転倒してしまう危険があるので、ゆっくりと動く事が大事です。どなたかが身体を支えてあげるとより安心です。

 

車椅子で参加する場合
  • 玉砂利道

歩く時と同じで、迂回道があれば、絶対そちらを利用してください。

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ポイント16 玉砂利と石畳の道だったら、石畳をおすすめです

玉砂利道しか通る道がない場合は、押す人も乗っている人も結構大変です。石畳も玉砂利も、乗っている人にかなりの振動が伝わります。ただ、石畳のほうがまだ押しやすいです。

ポイント17 いっそ押さずに持ち上げて運ぶ

人手があっって距離が短い場合は、車椅子を少し持ち上げて、そのまま移動したほうが楽です。4人位で、高さが一定になるように水平に持ち上げれば、乗っている方もそんなには怖くはないと思います。

ポイント18 玉砂利道を押すときは、前輪を上げて

長距離では、持ち上げるのも大変なので、押す場合には、前輪(小さくてクルクル回転するタイヤ)を浮かせたまま押します。砂利道は、車椅子の前輪が埋まって、進めなくなってしまう事があります。

ガタガタ道にハンドルを取られやすいので、道を外れたり、何かにぶつかったりしないように。乗っている方にも、「少し揺れますよ」など声かけしながら、ゆっくり車椅子を進めて行きましょう。表面がぼこぼこした石畳の道も、同じです。

  • 境内

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細い溝に前輪が落ちないように

建物の近くには溝があるので、車椅子の前輪が落ちやすいので要注意。

観光客にぶつからないようにしましょう

結婚式が行われる土日、有名な神社の境内には、参拝に訪れた方や海外からの観光客が大勢います。車椅子で移動するときは周囲に気を配りながら押す必要があります。
車椅子を人にぶつけないように、介助する人の他に、前で誘導する人がいると安心ですよ。
これは駅の構内などの混雑した場所でも同じです。車椅子が通る事に気づかない方も多いし、突然人が出てきてぶつかることもあります。そんな時、「車椅子通りま~す」と声をかけながら誘導してくれる人がいると、介助する方も安全に移動でき、乗ってる方も安心します。

  • 本殿と階段

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ポイント19 本殿に車いすのまま入れるか、ききましょう

本殿に車椅子で入れるか、神社によってまちまちです。神社の担当者に、聞いてください。

以前、ケアエスコートでお手伝いしたある神社は、本殿は車椅子であがる事も、土足も厳禁でした。その時はゆっくりならなんとか歩ける方だったので、車椅子から降りて頂き、前後左右を私たちスタッフやご家族でしっかり支えながら移動、本殿内へ案内しました。
もし全く歩けない方だったら、本殿の外で待機するしかありません。その場合は、本殿内の様子が分かる(聞こえる)場所で車椅子を止め、「今○○中ですよ」など説明をしながら待っていただくといいです。

でも、大切な親族の挙式に参列できない、させてもらえないって、とても悲しい事です・・。車椅子のご家族やゲストの方がいる場合は、神社選びのときに、本殿内に車椅子が入って良いか、要確認ですよ!!(私達も、下見の際にはその辺りしっかり確認はしています)
古い歴史がある分、神社ならではのルールがありますから。

ポイント20 本殿前の階段は4人で抱えて

さて、本殿に入れたとしても、階段を上がらないといけない場合・・

4人(最低でも3人)で車椅子ごと抱えて階段を上ります。
車椅子に乗っている方はとても恐怖を感じるし、参列者だとフォーマル着ということもあり、とてもリスクのある方法です。できれば、おすすめしたくないです。
なので、車椅子の方がいる場合は、スロープや階段を避けて移動できるルートがあることも、神社を選ぶ際のポイントです。

ポイント21 車椅子のまま本殿へ入る場合は、靴を履いたままで大丈夫(本人)

ポイント22 本殿では、下見の時に神社スタッフとスペースの相談をしておく

案と案や、案と椅子の間隔が、車椅子が通れないくらい狭い所もあります。案は不安定なので、自分たちだけで動かさずに、神社スタッフに車椅子が通れるスペースを作ってもらうか、入口付近や一番前のスペースをとってもらうなどがおすすめです。

  • 披露宴会場への移動

ポイント23 離れた披露宴会場は、介護タクシーの手配がいることも

披露宴会場が神社の敷地内や隣接の会場のときと、離れた場所のときがあります。離れたホテルやレストランに行く場合は、タクシーや神社のマイクロバスなどで移動します。車椅子の方でも歩ければ、車椅子をたたんでタクシーやマイクロバスに積んで行けば大丈夫です。ただ、まったく歩けない場合は、数分の移動でも、車椅子のまま移動しなければならないので、介護タクシーを手配する必要があります。
(神社敷地内でも、神殿と披露宴会場がかなり離れている場合は同じです)

 

お手洗いについて

ポイント24 下見の時、必ずお手洗いと動線を確認

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高齢の方や特に車椅子の方がいる場合には、特にお手洗いがどこにあるのか(お手洗いまでの動線)を事前に必ず確認しておいたほうがいいですよ。

以前拝見した神社は、お手洗いが境内(屋外)にありました。
待合所の建物からそのお手洗いに行くまでに、石畳や木の根が飛び出ているような土の道や階段、砂利道などを通らなければなりません。さらに、トイレのある建物は、車椅子がやっと通れるかどうかの幅の通路しかありませんでした。車椅子も入れますと聞いていましたが、トイレの個室には手すりはなく、広いだけでした。いくら車椅子で入れるお手洗いとはいえ、これでは大変です。

披露宴会場が併設されている神社は、各所に手すりがあったり、多目的トイレがあったりなど、比較的設備が充実している様に思います。(本殿や披露宴会場などから遠い、という事はあるかもしれません。)
本当に挙式だけをするような昔ながらの神社の場合は、多目的トイレがない(少し大きめの神社でもない場合もあります)、お手洗いに手すりがない、段差がある、狭い、暗い、離れのような外にある、など様々な不便があるように感じます。

歩ける方、立っていられる方でしたら、少し不便なお手洗いでも、お手伝いがあれば解決できる場合もあるかと思いますが、車椅子の方の場合にはそうはいきません。

お手洗いは必ず下見のときに確認してくださいね!

服装について

神社での挙式は、女性は特に着物を希望される方が多いです。

ポイント25 やっぱり洋服がおすすめです

お手洗いの際に脱ぎ着しにくい、動きにくい、窮屈で疲れやすいなどの理由から、私たちは洋装をおすすめしています。

(「高齢の祖母の服装はこれ!」↓↓)

神社は古い建物が多く、バリアフリーでは無かったり、多目的トイレがなかったりなど、設備が整っていない所が多いです。靴を脱いで上がる畳や高さのある石段・木の階段など、神社ならではの不便な環境もあるので、車椅子や高齢の方でなくても洋装のほうが楽ですよ。

境内

 

 

 

 

 

 

神社によっては、そもそも着替えするスペースがない、着付けする人や美容室がない、着替える場所があっても広い畳の部屋を使うしかないということがあります。

その部屋も、新郎新婦が支度する場合のみ使用できるなど、条件付きの所もあります。
どこか別の場所で着付けやヘアセットをしてからタクシー等に乗って神社へ向かう事になります。
高齢の方にとって車での移動は、ただでさえ身体に負担がかかるので、締め付けの強い着物で長い時間車に乗っていたら疲れてしまい、具合が悪くなりがちです。
帰るときも、神社では着替えをすることができず、そのままの格好で帰らなければならないことを考えると、やはり洋装の方が負担がないと思います。

披露宴の料理(特に和食の場合)について

ポイント26 食器の扱いや飾り物にも気をつけて

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神社での神前式の披露宴では、和食が多い気がします。

和食は、ナイフとフォークではなく、使い慣れたお箸だけで食べられる良さがありますね。ただ、お箸で簡単に食べられるので、お料理を口に運ぶペースが早くなります。

飲み込むことに問題ない方なら、ご様子を見守る位で良いのですが、飲み込む力が弱っていていてムセやすかったり、麻痺があって口に食べ物が入っている事を感じにくい方の場合には、ゆっくり食べるように、声をかけてくださいね。

また、前菜なども含め、全体的に小鉢が多いので、目が悪い方、細かな動きが難しい方には、料理が取りづらく、色のついた小鉢では、空になっているのがわかりにくい。
蓋つき食器は、汁物、蒸し物、炊き合わせなどの料理で多いですが、蓋の取っ手が上手くつかめない、湯気で蓋が張り付いていて力を入れないと開かない、食器を落としてしまうなど、失敗が多いもの。隣の方に手伝ってもらったほうがいいですよ。
和食の盛り付けには、葉っぱや花、紙などが添えられていることがよくあります。食べられない物で飾りつけていることもあるので、注意が必要です。
目の悪い方や認知症の方が、間違って口に入れてしまう場合もあります。刺身のワサビ、焼き魚の骨、エビの殻など食べると刺激の強い物や、口の中をけがしてしまう物も、気をつけてくださいね。

まとめ

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ポイント27 神社挙式は、下見をしっかりしましょう

ポイント28 サポートさえあれば、神社挙式に出席する事は可能です

高齢の方や足の悪い方、車椅子の方を呼ぶ場合、神社は他の会場に比べると、いろいろ気を付けなければならないことは確かに多いですが、絶対無理という事はありません。

神社は、結婚式の後も、初詣や七五三など身近な行事や、気持ちをリフレッシュしたい時など、いつでも訪れることができます。他の挙式スタイルと全く違う良さはそこにある気がします。特に祖父母さまの場合、結婚式といえば神前式という時代だったはずです。和婚には、洋式結婚式にはない良さがあります。

ケアエスコートでお手伝したお祖母様が、新郎新婦様の姿をご覧になりながら、自分たちが神社で結婚式をした頃の話をして下さった事がありました。
「もう何十年も前の事だけど懐かしいわ」と、幸せそうに仰っていました。
新郎新婦様の姿に昔の自分を重ねていらっしゃったのでしょうか。
神社での神前式は、新郎新婦様の晴れ姿とともに、お祖父母様の幸せな想い出も蘇らせて、見せてあげられるかもしれません。

 

 


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