ケアエスコートの竹森です。
ケアエスコートは結婚式でのケアサポートを中心にしていますが、時々、お買い物や通院、お食事会や告別式、旅行などのご依頼もあります。
先日も、法要でのサポートを行ってきました。もし、結婚式以外でも、何かありましたら、ぜひご相談くださいね。
1つの仕事を終えると、担当したスタッフと内容やお客様の様子について情報共有をします。もっと、ここをこうすればよかったとか、こんな工夫が必要だとか。結婚式では、毎回違う会場が多く、お客様やご家族の状況も違います。(都内や横浜では、かなり多くの式場でケアエスコートしましたが、まだまだ、初めての式場もあります)
すべて同じ条件の方はいないので、なるべくたくさんの気付きをその中でしておきたいものです。式場の設備や配置はもとより、ご本人の病状や状態によって、注意すべきことも変わってきます。
さて、結婚式とそれ以外のサポートで、何が違うのかという話になりました。スタッフ全員が、口をそろえて「結婚式は特別です」と言います。
質問:何が「特別」なの?他のイベントと何が違うの?
介護は通常、だんだん慣れ親しんでコツがつかめてくるものです。結婚式のケアエスコートは、一回限りのイベント。それが「特別」??
確かに通常の介護とは違い、初対面に近い状態で、お客様の身体の状態や精神状態、癖、性格、問題のある点などを、即座に把握しないとならないのです。これは、やはりある程度介護経験がないと難しいことです。でも、突然依頼されるお買い物や通院や法要の付き添いなども、一回限りのこともあります。
結婚式は、それとは何が違うのでしょう?
答えは、ケアエスコートが目指していること「結婚式にご出席されたすべての方が幸せな一日になるように」という想いがあるのです
私たちにとって、もちろんサポートさせていただくお客様が最優先です。でもそれと同時に、新郎新婦さんも、ご出席されたゲストも、すべて方が幸せな一日でいることを、私たちは目指しています。じつは、この二つをかなえるためには、プラン作りからの準備が必要になります。
ケアエスコートでは、もう一つのウェディングプランを作成しています。
ウェディングプランナーさんは、新郎新婦さんと一緒になって結婚式を作り上げます。最近はフリープランナーさんも増えてきて、固定の式場やホテルの配属ではなく、新郎新婦とともに、自由に場所や挙式スタイル、イメージや料理を決めていくことがあるようです。では、それをプランナーさんの手を借りず、新郎新婦で結婚式をしたら・・・
きっと結婚式の段取りやスケジュール管理や、各業者さんの調整で新郎新婦はとても大変ですね。結婚式当日には、いろんなアクシデントや手違いが起きるかもしれません。ゲストが戸惑い、不快になってしまうかもしれません。しっかりしたプランがあってこそ、新郎新婦を心からお祝いできるハレの日になるのです。
ケアエスコートも実は、付き添う方の結婚式参加のためにプランを作っているのです。そのために、会場を下見し、ご本人にお会いしに伺うのです。
どうしてもハレの姿を見てもらいたいほど、大切なおじいさまやおばあさま、時にはご両親(最近はどんどん増えていますが)を、私たちは、結婚式の準主役と考えています。ご依頼いただいたその方が、気持ちよく安心して結婚式に参加できるように、プランを作ります。
じつはご両親でさえ結婚式の内容について詳しく知っていらっしゃることはあまりありません。(新郎新婦がとても忙しいことと、演出の関係かもしれません)会場くらいはご存知ですが、ほとんどの場合、集合時間や簡単なスケジュールを教えてもらっているだけです。当日、式場スタッフに促され、その指示に従ってあっちに行ったり、こっちに行ったりという感じでしょうか。健常な方だったらそれで十分なのです。 ただ、これが、介助のいる方だと全く違ってきてしまいます。
もしも、式場の設備や配置を全く知らなかったら、もしも、ご本人の状態を把握していなっかたら、何がなにが起きるの?
この質問にケアエスコートのスタッフは答えます。
・会場の動線がわからないと、大事な集合やイベントに間に合わないことがあります。
・ご本人に負担をかけてしまうかもしれない。
・休憩場所や最適なお手洗いに誘導できないかもしれない。
・必要な配慮に遅れが生じるかもしれない。
でも、これは、街中のお買い物でも、ホテルでの介助でも、旅行でも同じです。初めての方の介助で、初めての場所。その時になってみないとわからないことは山積みです。でも、結婚式では、その誤差をできり限り埋めて望まないといけない理由があるのです。
結婚式が「一度きりの、そして晴れやかな舞台」だということ。
そして私たちがサポートさせていただく方は、ある意味で「準主役」で、ゲストの皆様から注目を浴びている存在なのです。
感動的なシーンでは、新郎新婦さんとともに、心打たれる姿を披露して、ゲストの皆様に、「本当に良かった!!」と思っていただけるように。
お食事の場面では、きれいな装飾やお料理がきれいなまま、召し上がれるように。
談笑では、ゲストの皆さんと一緒に楽しく笑い、温かい気持ちでいられるように。
体調の変化やお疲れの時は、ゲストの皆さんが気づかいされないように、そっと動けるように。
ご本人が参加してよかった、新郎新婦がお呼びしてよかったと思えるように、ゲストの皆さんからも同じように感じていただけるように、私たちは「黒子」として、そっと先回りしながらサポートしていきます。そのための入念な準備や心構えが結婚式には必要なのです。「結婚式は特別です」私たちはそう考えています。
「素敵でかっこいいお父さん」「優しくてきれいなお母さん」「ご立派なおじいさん」「かわいいおばあさん」。ゲストの皆様に、そう見ていただきたいのです。
私たちの仕事は、準主役のためのプラン作りと、その舞台を成功させることです。
ご不自由な部分をできる限り減らして、楽しいこと、嬉しいことを倍に倍に増やせるようにサポートして、最高に素敵な準主役になってもらうことが、結婚式でのケアエスコートの使命です。
ケアエスコートの石川です☆
昨日は久々に雨が降った東京、気温も一気に冬に逆戻り・・。
冬物のコートは全てクリーニングに出してしまったため(苦笑)、
薄手の春コートで凍えていた昨日・・一転、今日はぽかぽか小春日和!
やっぱり春はこうであって欲しい・・。笑。
さて、そんな春は結婚式のシーズン!
今年も多くの結婚式でお手伝いさせて頂いていますが、フッと、去年の春、お打ち合わせでお会いした新婦様の事を思い出しました。
当日のスケジュールを確認している時、「お色直しはしようかどうかまだ決めてないんです。されてる方の方が多いですか?」と、ご質問がありました。
「そうですね、されてる方の方が多いですね」と私はお返ししました。
迷ってるご様子でしたが、「だからされた方がいいですよ」と言うのは違うし、やはり新郎新婦様でお決めになる事だと思うから・・。
ただ、ご披露宴でお手伝いさせて頂く時、新郎新婦様のご両親やご家族と同じテーブルに付かせて頂く事がほとんどなので、皆様のご様子や、会話の中から、色々と気づく事があります。
その一つが、ご披露宴での演出の一つである「お色直し」を、実は皆様がとても楽しみにしてらっしゃるということ。
「次はどんなドレスかな?」と、ウェディングドレスや白無垢姿とはまた違う、新婦様の姿を特に楽しみにしてるんですよね。
先日、お式は神前式で白無垢だった新婦様。ご披露宴のお色直しでは、ワイン色のカラードレスを着てご入場!
そのあまりにも対照的なお姿に驚きつつも、「こういう華やかな感じも似あうのね!」と、
新婦様の新たな魅力に出会ったご家族様は、大変お喜びに!
新婦様は特に驚かそうとしたわけではなかった様ですが(笑)、白無垢とお色直しのドレスとのギャップが、ご家族には嬉しいサプライズに感じられたようでした☆
また違うお客さまの時は、新婦様が好きな色、好きなデザイン、自分に似合う、自分らしいドレスでご入場されると、ご披露宴で初めてそのドレス姿を見るご両親・ご家族は、
「○○ちゃんぽくてすごく素敵!」
「やっぱりこういう感じだと思った!」など、
ご自分の予想が当たったのか(笑)、とても盛り上がっていました。
皆が新婦様の魅力に引き込まれていくようでしたね。
私の経験上感じたことなので、皆が皆そうではないかもしれないけれど、お色直しで、また違った新郎新婦様の姿を見られることは、ご両親・ご家族にとってみると嬉しい事なのだと思います。
ファッションそのものはもちろんだけれど、挙式の時とはまた違う、少し緊張がほどけた新郎新婦様の自然な笑顔が嬉しいのかなって、思っています。(これまた私の個人的な意見ですが)
あ、でも、あまり早くにお色直しに行ってしまうのもちょっと・・・。
以前、「もっとウェディングドレス姿見てたかったわ・・」と、悲しそうに仰っていたお母様もいらっしゃったので、タイミングも大事なような気がしています(*‘~‘ *)
ケアエスコートの石川です☆
関東の桜の季節はアッというまに過ぎてしまいましたが、新緑の美しい季節に移りつつありますね。
まだまだ寒暖の差の大きい季節ですので、皆様ご体調にはお気をつけて。
4月といえば新学期。
私が学生だったのは遥か遠い昔・・なので(笑)、新学期の感覚をあまり覚えていません。
でも、小学校から中学生にあがった時、給食からお弁当になった事はとても強く残っています。
(中高一貫校だったので6年間お弁当でした)
食べ物の記憶って、何より強いパワーを持ってる気がして、って、私がただ食いしん坊なだけなのかもしれませんが・・。
激しい人見知りで、臆病だった私。
楽しみよりも不安でしかなかった中学校も、大好きな母の作ってくれたお弁当がいつも一緒なだけで、とっても心強かったです。
家族が多かったから毎日大変だったと思うのに、私の身体の事を考えておかずはいつも3品以上。
でも、冷凍食品が入ってたことはなく全部手作り。
その時は当たり前の様に食べてたけれど(苦笑)、私の不安な気持ちを母はお見通しで、私を励まそうと頑張って作ってくれた事・・・後になって知りました。
母の私への愛情とお弁当の味を想うと、今でもちょっと泣きたくなります。
ケアエスコートでお手伝いさせて頂いていると、様々なご披露宴のお料理にも出会います。
コース料理が一般的ではありますが、その中にも、新郎新婦様の故郷の食材を使ったお料理や、想い出の味を再現したお料理など、オリジナルのお料理を組み込んでらっしゃる方もいます。
以前、新郎新婦様が収穫したお野菜を使った前菜がコースの最初に出された事がありましたが、それをご家族様が一口一口大切そうに召しあがっている姿は、苦しくなるくらい、胸が熱くなったシーンで・・。
愛情を表現したり、感謝を伝えたり、ご披露宴のお料理も、新郎新婦様が食べる人の事を思って考えてるんですよね。食べる人が笑顔になってくれたらいいなって。
お料理を作る方々や運んで下さる方々の想いも加わり、ご家族やゲストの方々は新郎新婦様が選んだお料理を大切に味わう。
お客さまと一緒にご披露宴のお席に付かせて頂いてると、出てくるお料理や召しあがるご家族、高砂にいらっしゃる新郎新婦様を、そんな風に見るようになっている自分がいて、私1人違うタイミングで目頭を熱くしている事があります。
母の素朴な料理とご披露宴の素敵なお料理・・その質は全く比べ物にはならないけれど(笑)、
誰かが誰かを想う気持ちで溢れているところは、何だか似ている様な気がする今日この頃です(*^_^*)