ご高齢なのでお疲れにならないか、ご体調が悪くならないかのご心配
10:30 ホテルでお待ち合わせ |
ホテル正面玄関でお待ちしていると、
お祖父様は笑顔で車から降りてこられました。
長時間のご移動でお疲れのご様子が見られたので、
予めフロントでお借りした車椅子にお乗りいただきホテルのお部屋へご案内。
挙式まではお部屋のベッドでお休み頂きました。
1時間半ほどベッドで休まれてから挙式会場の神殿へ。
車椅子から神殿のお席へご案内。
私たちスタッフは、お祖父様のお近くに座らせて頂き、
一緒に参列させて頂きました。
とても厳かな雰囲気の中で幸せを誓う新郎新婦様を、
お祖父様は静かに、じっと見つめていらっしゃいます。
お式後の写真撮影の後は再びホテルのお部屋へ。
医療機器をご使用されているので、状態をチェックし、
20分ほどお休みされてからご披露宴会場へご案内。
ちょうどご披露宴開宴の時間で、
お祖父様もホッとされていました。
車椅子からご披露宴のお椅子にお移り頂き、
私たちはお祖父様から少し離れたところに待機。
お食事はお祖父様ご自身で召しあがれますが、
歯がお悪いので、 柔らかそうな物をおススメしたり、
お料理を細かく切ったり、 お皿を食べやすい位置に動かしたりなどのお手伝い。
新郎新婦様は入場や中座の際、
入り口近くにいるお祖父様に
「おじいちゃん!」
と声をかけて下さるので、
そのたびに嬉しそうに笑われます。
そんなお祖父様を お側で拝見しては、 私達も嬉しくなるのでした。
エンドロールでは、新郎新婦様からゲストやご家族へのメッセージが。
「おじいちゃんへ
いつまでも元気で長生きしてね」
お祖父様にそのメッセージを伝えると、
「そうか!じゃあ、まだまだ頑張らないとな~!」
と、この日一番の嬉しそうな笑顔を見せて下さいました。
新郎新婦様のお人柄の様にあたたかいお式とご披露宴、
そしてお祖父様やご家族の新婦様を想う深い愛情に触れて、
私たちもとても幸せな1日を過ごさせて頂きました。
後日新婦様から、
「控室でニコニコ笑っているスタッフ様を見て、
親族と勘違いしてしまいました。笑。
それほどあたたかく見守って下さって、有難かったです」
と大変嬉しいお言葉をいただきました。
でも、どんな風に笑ってたのかしら・・と考えると、
ちょっと照れ臭い様な、恥ずかしい様な・・。笑
(ホテルお下見後の一枚です)