ご利用実績(結婚式)

オークラ千葉ホテル(千葉・千葉みなと)Ⅱ


オークラ千葉ホテルにてお式・ご披露宴のご出席サポート

ご状況・ご心配されていた点

車椅子のためお手洗いなど介助が必要、長時間なので疲れてしまわないか心配

当日の内容

10:30 ご入居先出発
11:30 お式場到着
12:30 美容室へ
13:00 お着替えのお手伝い
16:00 挙式
16:20 ご親族紹介、集合写真
17:00 ご披露宴開宴
19:30 ご披露おひらき
20:30 ホテルのお部屋でお着替え
     就寝ケア

スタッフ後記

ご入居先へお迎えにあがると、お母様は緊張されているご様子で、
笑顔が少し強張っているように見えました。

介護タクシーでの道中は、
「お嬢様のハレ姿、楽しみですね!」
「ちょうど今日は桜が満開ですよ」など、
少しでもお母様の緊張がほぐれるようにお声かけしながら向かいました。

予定より早くホテルに到着。
1Fロビー  
美容室の時間までは、
1Fのロビーで昼食のサンドイッチを召し上がって頂いたり、お手洗いのお手伝いなど。
花がお好きなお母様でしたので、花壇のある中庭にもご案内しました。

「だいぶ落ち着いてきたわ~」
お母様の自然な笑顔が見られて私達も嬉しかったです。

美容室にてヘアメイクが終わりお着替え室へ。
2F着替え室
新婦様がお母様のためにとレンタルされた、車椅子でも簡単に着られる黒留袖。
締め付けが苦しくないか、こまめにお母様にお聞きしながら、身支度を整えて行きました。

手すりのないお部屋でしたので、しっかり支えてのお着替えになりました。

「何だか恥ずかしいね・・」と仰りながらも、鏡を見ながら、
しっかりと襟元を整えられている姿は、凛としたお母様の姿でした。

お控え室で待っていると、だんだんご家族様が集まっていらっしゃいました。

2F控室(カトレア)②
皆さんの姿を見ると、とても嬉しそうに表情がパッと明るくなります。

「○○ちゃんはまだ支度中なのかしら?」
「角隠しって重いんでしょう?」
と、ずっと新婦様の事を気にされていました。

お控え室の窓から、写真撮影中の新郎新婦様が見えたので、窓のお近くまで車椅子を移動。
窓ガラスに手をつき、とても嬉しそうにずっとご覧になっていたお母様です。

挙式はホテル内の神殿にて。
2F神殿入口 

2F神殿内④

お母様を車椅子のまま一番前のお席にご案内。
2F神殿内③
私達は少し離れた席に座らせて頂き、お母様をお見守りしていました。

厳かな雰囲気で少しご不安になられたのか、
お式中は時々車椅子から立ち上がろうとされる仕草が見られました。
私達はその都度、「座ったままで大丈夫ですよ」と小声でお伝えしました。

3F披露宴会場(エリーゼルーム) 

3F披露宴会場前

ご披露宴中私達スタッフは、一名がお母様のお隣に座り、もう一名は少し後ろに座って待機。

お食事はお箸を使い、ご自分で召しあがりますが、
召しあがるペースが早いので、飲み込む際にむせない様に、
「ゆっくり召し上がって下さいね」とこまめにお声掛けしました。

大きくカットされているものは、より食べやすい様にナイフとフォークで細かくしたり、
スープなどはお口元までお手伝いさせて頂きました。

たくさんのゲストの方が出席されていたので、
ご披露宴中、お母様が新婦様に直接言葉をかける機会はありませんでした。
でも、頑張って、手を動かして拍手されたり、お色直しで真っ赤なドレス姿で再入場された新婦様を
嬉しそうに目で追ったり。お母様からあふれるお喜びの気持ちは、新婦様にも伝わっています。

ご披露宴お開き前の花束贈呈の際は、新郎新婦様、ご両親が扉の前に並ぶことになっていたので、
その前にタイミングを見てお手洗いへご案内します。
2F多目的トイレ内
車椅子にずっと座ったままだったので、腰がお痛みの様でしたが、
お手洗いで立ち上がると、
「少し楽になったわ~」とホッとされていました。

お着物や髪の毛を整えて会場に戻り、花束贈呈のために車椅子でスタンバイ。
スポットライトに照らされると、お母様がとても戸惑ってらっしゃるのが分かりました。
同じテーブルのご家族様と私達で、お母様を笑わせようと手を振ったり、
「大丈夫、大丈夫」と身振り手振りでお伝えしたり。

間もなくして、新婦様からお母様へ花束贈呈。

車椅子のお母様に合わせ、新婦様は腰をかがめながらお母様に花束を手渡されます。

「お母さん、ありがとう」新婦様の口元はそう動いたように見えました。

ご披露宴お開き後は、お泊りになるお部屋へご案内。

お着物からパジャマへ着替えると、ホッとされたのか思わず声を出して笑われるお母様。
つられて私達も笑ってしまいます。

お手洗いや口腔ケアのお手伝い、メイクを落とし、ホットタオルでお顔をお拭きしてからベッドへ。

お布団をおかけすると、ゆっくり目を閉じられたので、
私達は「おやすみなさい」と小声でご挨拶し、電気を消しました。

間もなくして新婦様のお父様もお部屋に戻られました。
小さな声でご挨拶し、お部屋を出ようとすると、
お母様も布団から少し起き上がって、笑顔でこちらを見ています。

思わず笑ってしまう私達に、今度はお母様がつられて笑っていました。

帰り際は、私達がいつも寂しさを感じてしまう瞬間なのに、
この日はお母様のおかげで、何だか楽しい帰り道になりました。


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