足がお悪いので歩くのが大変、ご家族も忙しく常にお世話ができない
(前日は宿泊先のお部屋でお泊りのお手伝い) 8:00 お仕度、チェックアウトの準備 |
朝、お部屋のカーテンを開け光を入れると「おはよう」と起きて下さいました。
ホテルのお部屋のお手洗いや洗面所は、
使い方が分かりにくい場合が多いのでお側でお手伝い。
朝食を召し上がって頂き、お薬をお飲み頂いてからお仕度開始。
「なんだかすでに楽しくて! いい思い出だわ!」 と、とても楽しそうにされていました。
普段は杖を使ってお歩きになるお祖母様ですが、
1日ご移動が多いので、ホテルの車椅子をお借りしお乗り頂きました。
お控室では、ドアの外から声がするたびに
「○○ちゃんかしら??」 と新婦様のご登場を楽しみにされていました。
白無垢姿の新婦様がお控室に入ってこられたので、 車椅子を押して新婦様のお近くにご案内。
「とっても綺麗よ~!!」と新婦様の耳元で仰ったお祖母様は、 本当に嬉しそう!!
お打合せでお会いした時、お祖母様の事を心配されていた新婦様も、
お祖母様のお顔をみてホッとされたご様子。
お式を前に緊張されていた表情が穏やかになられたように感じました。
挙式会場の神殿へは車椅子のままご案内。
八脚案(机)を動かしてくださったので、そのままお席へご案内出来ました。
儀式中は立ったり座ったりがありますが、
お祖母様には「そのまま座っていて大丈夫ですよ」とお伝えし、
私達スタッフはお祖母様の後ろの椅子へ。
親族盃の儀の際、 お神酒を召し上がる時に手を添えるなどお手伝いさせて頂ながら、
私達もご家族と一緒に厳かな神殿での儀式に立ち合わさせて頂きました。
挙式後は庭園でのお写真撮影。
緩やかな下り坂を車椅子で後ろ向きにゆっくりと降りていきます。
まだ暑さの残る日だったので、一足先にご披露宴会場の料亭へ。
玄関にはスロープをご用意して下さったので車椅子のまま中へご案内。
皆様が来られる前にお手洗いへご案内してからご披露宴のお部屋へ。
ご披露宴のお部屋では車椅子を降りて頂き、 会場の椅子へお移り頂きました。
ゆったりとご家族でお食事を楽しむ時間でしたので、
お手洗いのお声がけ以外はそっとお見守りしていました。
時折新婦様の方を愛おしそうにご覧になるお祖母様の横顔を、
私達も幸せな気持ちで見つめていまいした。
翌日、新婦様のお母様より
「私も自分の事で忙しくて、とても緊張もしていたから、
二日間母の事をお手伝い頂いて本当に助かりました!!
母もとても良くしてもらった、と喜んでいましたよ!」と、
大変ありがたく、嬉しいお言葉を頂戴いたしました。
皆様にとっての大切な日にお役に立つ事が出来たという事は、
私達には何よりの喜びなんだと、あらためて実感しています。
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