ご利用実績(結婚式)

ご利用実績(結婚式) 一部ご紹介

学士会館(東京・千代田区)

学士会館にてご披露宴のご出席サポート

ご状況・ご心配されていた点

車椅子、麻痺があるためお手洗い・食事などサポートが必要、ご自宅から式場まで遠いので移動中が心配

当日の内容

12:00 ご自宅へお迎え・お仕度 
13:15  ご自宅出発
     SAでお手洗い休憩 16:00 お式場到着
17:00 ご披露宴開宴
19:30 ご披露宴お開き
20:00 お式場出発
22:30 ご自宅到着・お着替えなど

スタッフ後記

スタッフ2名で宇都宮のご自宅へお伺いすると、
新婦様のお祖父母様が笑顔で迎えて下さいました。

横になっているお祖母様をスタッフ2名で身体を支えながら起きて頂き、
ベッドから車椅子へお移りいただきお仕度開始です。

ご自分では2階には上がれないため、代わりにお祖父様が探してくれたというモスグリーンのワンピースにお着替え。

麻痺のある左腕はそっと袖にお通ししてから、 スタッフ1名がお祖母様の身体を支え立っていただき、
もう1名が後ろからワンピースを整えていきました。

お着替え中もずっとお話されているお祖母様に、
「今日はいつにも増して良くしゃべるね~」と、 2階でお仕度中のお祖父様から声がかかります。

「嬉しい日なんだからいいじゃないね~」と嬉しそうに私たちに仰るお祖母様。

とてもほのぼのしたご準備の時間☆ メイクやお手洗いのお手伝い後、
介護タクシーにてお式場へご出発。

ご近所に住んでらっしゃる息子様も一緒にお乗りいただき5人で向かいます。

高速を使い、2時間近くの長い道のりでしたので、
水分補給のためペットボトルのお茶をこまめにお飲み頂いたり、
途中のSAで一度お手洗いへご案内したり、
ご気分をお伺いしたりしながら順調に学士会館にご到着。

学士会館外観

お打合せ時にプランナー様からご案内頂いたスペースに車を停め、
エレベーターやスロープのある裏口ルートから会場内へ。

(道順は事前にプランナー様がとても丁寧に教えて下さっていたので、 大変ありがたかったです。)

エレベーターで2Fへ上がりお控室へご案内。

徐々に集まってこられるご家族・ご親族様と歓談されている間は
私たちスタッフは少し離れたところでお見守り。

車椅子用のお手洗いが4Fの少し離れたところにあるため、
ご披露宴開宴30分前位にお声掛けし、
お食事前にお手洗いへご案内しました。

「これでゆっくり楽しめるわね」とお祖母様もご安心されご様子。

2F披露宴会場外ロビー

2Fのご披露宴会場前ロビーには、 すでにたくさんの方がいらっしゃったので、
少し待ってからゆっくり中へ。

とても華やかなのにクラシカルでどこか落ち着いた雰囲気の素敵な会場に、
「お父さん、すごく素敵な会場ね~」
「ホントだね」
仲の良いお祖父母様のやり取りに周りの空気も和みます。

車椅子のままお席にご案内し、
私達スタッフはお祖母様の両隣りに座らせていただきました。

和装姿の新郎新婦様がご入場されると、
お祖母様も麻痺のない右手を拍手するように動されてとても嬉しそう!

そして「おめでとう!!おめでとう!」と、 新婦様に向かってとても大きな声でお声をかけると、
気づいた新婦様は少し照れたような笑顔でお祖母様を見つめてらっしゃいました。

会場内が笑いと和やかな空気に包まれました。

お食事は、召し上がりやすい位置にお皿を動かしたり、
お魚やお肉を小さくお切りしたり、
取りにくいお料理をフォークにお乗せしたりなどお手伝い。

「私だけ食べて申し訳ないわ・・」ととても気を遣われるので、
右手だけで召し上がれるお料理の時は、 私たちはあえて何もせずお見守りするなど、
心地よくお楽しみいただけるように気を配りながらお手伝いしました。

ご披露宴中、新婦様とお話する時間はあまりありませんでしたが、
常に高砂の方を見つめ、 お近くに来ると「○○ちゃーん」と嬉しそうにお声をかけるお姿に、
何度となくあったかく幸せな気持ちになりました。

ご披露宴がお開きになる頃には20時を回っていたので、
お手洗いにご案内し、ご家族様にご挨拶してから介護タクシーへ。

お車の中では「本当に今日はいい日だ!!」「行けて良かったわ~」 と何度も仰るお祖母様、
缶ビールを開け、祝杯をあげられるお祖父様。

そんなお2人のお姿を見られて、 私達もとても幸せな気持ちで車に揺られていました。
ご自宅までの2時間の道のりは、 終始お2人の楽しそうな笑い声が響いていました。

学士会館の情報はこちら↓

学士会館での結婚式は、まるでタイムスリップした時間

セント・マーガレット ウェディング(千葉・柏)

セント・マーガレット ウェディングにてお式、ご披露宴のご出席サポート

ご状況・ご心配されていた点

ご高齢で、歩行にご不安と、式場で迷われてしまうことをご心配。

当日の内容

9:00   お式場でお待ち合わせとメイク 
9:40   ご親族紹介、集合写真
10:00 挙式・ガーデンセレモニー
11:00 ご披露宴
13:15 お開き・ご帰宅の準備
16:00 ご自宅へお送り

スタッフ後記

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お式場の入り口でお祖母様をお出迎えしました。
スタッフ二人でお祖母様のお身体を支えながら、ゆっくりと車から降りて頂きました。

まずは、親族控室へご案内。

既にお集りのご家族様にご挨拶してから、更衣室にてメイクのお手伝い。
髪を整え、真珠のネックレスと指輪を着けてから、受付、そしてチャペルへ

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挙式の際は、車椅子からお降り頂き、チャペルのお椅子へご移動。

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車椅子を通路の壁に寄せて置き、お祖母様にお膝かけをおかけしてから、私たちは後ろの席で待機。

挙式後は外のガーデンにてフラワーシャワー。
車椅子でもよく見えるようにと、式場のスタッフ様が一番前へお祖母様をご案内くださったので、
お祖母様もとてもお喜びでした。

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お手洗いへご案内してから、ご披露宴会場へ。
車椅子からお降りになり、会場のお椅子へご移動。

私たちはお祖母様のお隣と前にそれぞれ座らせて頂き、
ご披露宴が始まるまで、お話をして過ごしました。

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司会の方のアナウンスがあまり聞こえていないご様子でしたので、
「もうすぐ始まりますよ」
「あちらから新婦さまがいらっしゃいますよ」
と耳元でご案内。

お祖母様も新郎新婦様を笑顔と拍手で迎えられ、ご披露宴の開宴です。

お食事は、見守りさせていただきながら、ある程度ご自分のペースで召し上がり、
召し上がり方に迷うお料理の時に、お手伝いさせて頂きました。

ケーキカットの際は、お祖母様の手を引き一番前のスペースへ。
新婦さまもお祖母様に気づかれて「おばあちゃん!」と
嬉しそうな笑顔で声をかけてらっしゃいます。

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歓談タイムでは、お祖母様が新郎新婦様の真ん中に座られてお写真の撮影。

新婦様のお近くがよほど嬉しくていらっしゃるお祖母様、
お写真が終わってもずっとその場を離れようとされません。

新婦様も思わずわらってしまうお祖母様のそんなお姿を、
ご家族も周りのゲストの方も私達もそっと見守り、
会場はあたたかい雰囲気に包まれました。

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頃合いを見計らって、「そろそろお席へ戻りましょう」とお声をかけに行き、
再びお祖母様の手を引いてお席へ戻りました。

お席に戻ってからもずっとお幸せそうなお祖母様のお顔を見る度、私達も嬉しくなりました。

ご披露宴のお開き後は、更衣室にてお着替えのお手伝い。

お手洗いにご案内してからタクシーにて一緒にご自宅へ。

久しぶりの長時間の外出で少しお疲れのご様子でしたので、
タクシーからお部屋まではお身体を支えながらのご移動。
お祖母様をお部屋までお連れしてから
お荷物運んだり、整理したりのお手伝い。

ベッドに腰かけてらっしゃるお祖母様にご挨拶すると、
「今日はありがとうね。おかげさまで無事行って来られました」と
ご安心されたように穏やかな口調で仰ってくださいました。

「ありがとう」は一番うれしくて、ホッとする言葉。
そして、私たちの方こそ「ありがとうございました」と心から思います。

涙が出るくらい、こんなに幸せな気持ちにさせて頂いているのですから。

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大國魂神社(東京・府中)

大國魂神社にてお式、ご披露宴のご出席サポート

ご状況・ご心配されていた点

お一人は車椅子使用、お耳が聞こえづらい
もう一人の方は歩行に不安があり、当日は車椅子使用

当日の内容

9:00   ご宿泊先のホテルへお迎え・ご準備、お部屋の片づけ 
10:00 ご出発
10:30 式場到着
10:45 ご親族紹介
11:05 参進スタート
11:10 挙式
11:40 写真撮影
12:10 ご披露宴
14:10 お開き
15:00 お式場でお見送り

スタッフ後記

ご宿泊先のお部屋へお伺いすると、
お祖父様、お祖母様が並んでベッドに腰かけていらっしゃいました。

ご挨拶し、ご体調などお伺いしながら、
私はお祖父様、もう1名はお祖母様のお着替えのお手伝い。
立ち上がる時お身体を支えたり、小さいボタンをお留めしたり、
ネクタイを結んだりなどお手伝い。

お祖父様は酸素吸引していても、
急いで動いたりすると、苦しくなってしまわれるので、
「ゆっくり、ゆっくり」とお声掛けしながら。

荷物をまとめ、お部屋の整理をして、フロントへ。
ご出発前に、もう一度お手洗いのお声掛けをし、ご案内しました。

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お式場に着き、お持ちした車椅子にお乗り頂き、お控室へ向かいます。
お待ちだったご家族様はホッとされたご様子。

お控室では、お茶をお勧めしたり、
ご家族様とお話しやすいように、車椅子の向きを変えたりしました。

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お待ちの間は緊張され、硬い表情のお2人でしたが、
新郎新婦様が入室され、白無垢姿の新婦様を見るや否や、
一気にお2人のお顔がほころんだ瞬間を、
私たちはずっと忘れないでしょう。

ご親族紹介後のタイミングを逃すとしばらくお手洗いに行くことができないので、
お2人にご説明し、お手洗いにご案内。

スタッフそれぞれがお祖父様、お祖母様の車椅子を押しながら
参進の列をなし境内を拝殿へと進んでいきます。

前の方との距離を取りながら、
石畳なのでガタガタさせないようゆっくり進みます。
拝殿前に到着。

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拝殿に入るには、1段30センチ程ある階段を5段上がらなければなりません。
(神社の決まりで、拝殿へは車椅子のまま入ることができません)

木造りで少し滑りやすくもあるので、
お祖父母様それぞれお1人ずつ、2人のスタッフでサポート。
横で1名が腕を組み、後ろで1名が腰の辺りを支え、
お声掛けしながら階段を上って頂きました。

お祖父様は携帯用の酸素も使われているので、
酸素の管が足元に絡まないようにも注意。
お1人ずつ拝殿の中のお椅子にお座り頂いてから、私達も案内された席へ。

とても厳かで暖かみのある神前式、親族杯の儀では
私達もご両家の皆さまと一緒に御神酒を頂きました。

挙式後も同じように、階段を降りるお手伝い。
上りより、降りる時の方が怖さもあるので、より慎重に。
再び、車椅子にお乗りいただき、また列をなしてのご移動。

ご披露宴会場は、晩餐スタイルで長テーブルでのお食事。

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お食事前にお手洗いへご案内し、
車椅子から会場のお椅子へお移り頂く。
新婦様のお隣のお席にお祖母様、そのお隣がお祖父様、スタッフ2名と続きます。
お隣に新婦様が座られてお祖母様はとても嬉しそう。

お2人ともお食事はご自分で召し上がれるので、
お料理がとりやすい様にお皿を移動させたり、
式場スタッフ様にお飲み物をお願いしたりなどのお手伝い。

お二人とも、好きなものを好きなように召しあがると、ご家族から伺っていたので、
あまり出すぎないように、さりげなく。

お祖父様はお耳があまり聞こえないので、筆談も交えてお話。
1日を通してお2人とは色々なお話をしたけれど、
新婦様との想い出話をされる時が一番楽しそうで、
嬉しそうで、幸せそうでした。

ご披露宴の後半、「かわいい孫のために歌います」と民謡を歌われたお祖母様。

そのお隣でお祖母様を優しく見つめ、手拍子しながら、
新婦様は聞いてらっしゃいます。
新婦様への愛情がたくさん込められたお祖母様の歌声に、
涙されている方もいらっしゃいました。

お開きが近づき、新婦様が涙ながらによまれたご両親へのお手紙。

お祖父様もお祖母様も、下を向いて涙を拭かれているのが見えました。
ずっと堪えていた私たちも、涙がとまりませんでした。

ご披露宴のお開き後、お手洗いへご案内してからお帰りのタクシーへお乗り頂く。
「今日は本当にお世話になったね~」と笑顔のお祖父様。

ご体調が不安定で、もしかしたらご出席できないかもと
最初新婦様が心配されていたけれど、
お祖父様、お祖母様がそろってご出席できて本当に良かったと、心から思いました。

出発する車に手を振りながら、フワフワした幸せの余韻と、
ご家族皆様の幸せな日にお手伝いさせて頂ける喜びで、
また涙が出そうになりました。

 

ホテル ニューグランド(横浜)

ホテル ニューグランドにてお式のご出席サポート

ご状況・ご心配されていた点

足が悪く車椅子をご利用。また、ご不安になりやすいので心配。

当日の内容

13:00 お花をお持ちし、ご入居先へご訪問、ご準備
13:30 ご出発
14:30 式場到着
15:00 ご親族紹介、写真撮影
16:00 挙式 フラワーシャワー 
18:00 ご入居先へ

スタッフ後記

昨年の新婦様のご結婚式の際にもお手伝いさせて頂き、
今回が二度目のケアエスコートでした。

「当日、おばあちゃんから新郎へ、お花のプレゼントをさせてあげたい」との
ご家族のご依頼があったので、ブーケをご用意し、ご入居先へ向かいました。

車椅子に座ってらっしゃるお祖母様にご挨拶すると、
「いらっしゃい。今日はどうしたの?」
と私たちの顔を不思議そうに見てらっしゃいます。

ブーケをお見せしながら、
「今日お孫様がご結婚されるので、このお花を一緒に届けに行きましょう」とお話しすると、
「あら、そうなの?これから?」と少し驚かれたご様子。

お孫様やご家族も式場で待っていること、
私たちがお帰りまで一緒にいることをお伝えすると、
お祖母様にも笑顔が見られました。

お部屋へ戻り、お着替えとメイクのお手伝い。
ご準備の間も「私、何もわからなくて・・・」と仰るので、
お部屋にあるご家族写真をお見せしながら
「こちらのお孫さんのご結婚式ですよ、皆様お待ちですよ」と
ご安心頂けるようにお話しします。

ご入居先のスタッフの方々に「いってらっしゃい」と見送られると
お祖母様も「行ってきます!」と嬉しそうに答えてらっしゃいました。

お式場へ向かう介護タクシーのでは、
ご不安にならないよう、できるだけお祖母様に
お話しかけるように心がけました。

車の窓から見える景色や故郷の事、
子供のころのお話しなどお聞きしているうちに、
お祖母様のお気持ちもほぐれてきたのか
「なんだかワクワクするわね、楽しみね」とにっこり。

お式場に到着。
車椅子用お手洗いは1階にしかないため、お手洗いへご案内してからお控室へ。
ご家族様に迎えられ、お祖母もホッとされたご様子。

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1年ぶりにお会いするご家族の皆様は、とてもあたたかくて、
私までなんだかホッとしました。
小さな赤ちゃんがいらしていて、
お祖母様は赤ちゃんの手を握ったり、
顔をのぞき込んだりと可愛くて仕方ないご様子。

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ご家族様の和やかなお時間を邪魔しないように、
私たちは少し離れたところで待機。
ご親族紹介のため、新郎新婦さまもご入室。
ご家族の合図でお祖母様にブーケをお渡しし、車椅子を押し新郎様のもとへ。

「新郎様にこのお花差し上げて下さいね」と小声でお祖母様にお伝えし、
私もお祖母様と一緒にブーケを持ち、新郎様へお渡ししました。

新郎様がお祖母様の手を握って、笑ってらっしゃいました。

「お祖母様からのプレゼント、新郎様、喜んでくださってる!」
私たちスタッフ二人、顔を見合わせ、おもわず喜んでしまいました。
もちろんこっそりと。

チャペルでは、車椅子のまま通路の一番前へご案内。
挙式が始まるまで、私たちはお祖母様のそばに付き、ご様子を伺っていました。
挙式が始まるタイミングで、私たちは二つ後ろのお席に座り、お祖母様をお見守り。

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ご様子を伺いながら、時々静かに前へ行き、
見えやすい用に車椅子の向きを変えたりなど。
お式のみのご出席でしたので、ご家族の皆様にご挨拶し、1階へもどります。

「皆は一緒じゃないの?一人で帰るの?」と急にご不安そうなお祖母様。

「皆様は後からいらっしゃるのでご安心下さいね。それまで私たちが一緒にいますからね」
と、お伝えすると、ご安心されたご様子。

お手洗いへご案内し、介護タクシーでご入居先へ。

「帰りの車の中でおばあちゃんと食べてね」と
ご家族が下さった、お菓子とジュースの入った袋を開けると、
新郎新婦様からお祖母様にあてた、1通の手紙が入っていました。

お祖母様にお渡しすると、早速封筒から出し、声に出して読んでらっしゃいます。

本当に嬉しそうに何度も何度も読まれては、
「優しい子なんだよ、この子は」と、やさしいやさしいおばあちゃんのお顔。

ご入居先に到着するまで、お手紙はずっとお祖母様の手の中にありました。

ご入居先へ到着後、お部屋でお着替えのお手伝い。

久しぶりの長時間の外出でしたが、
お疲れのご様子もなくとても穏やかな表情でした。
新郎新婦様からの大切なお手紙は、いつでもご覧いただけるようにお部屋のタンスの上に。

既に夕食のお時間でしたのでお祖母様を食堂へお連れし、ご入居先を後にしました。

今日のこの幸せな日の想い出が、いつまでもお祖母様の心の中に残りますように。

美味しそうにお食事を召し上がっているお祖母様のお姿を遠目に見ながら、
去年の帰り道と同じ事を願っていました。

ディズニー・アンバサダーホテル(千葉・舞浜)

アンバサダーホテル(ディズニー)にてお式、ご披露宴のご出席サポート

ご状況・ご心配されていた点

足がご不自由で様々な介護が必要なお方と、ご高齢のお方のお手伝い

当日の内容

8:00  ご宿泊先のホテルへご訪問、ご準備 
9:00  ホテルのお控室へ
9:10  ご親族紹介、写真撮影
10:00 挙式、ウェルカムドリンク
10:40 ホテルの部屋へ戻り、おむつ交換
11:30 ご披露宴
14:00 お開き
15:00 ホテルのお部屋でお着替え、チェックアウトのご準備

スタッフ後記

ホテルのお部屋へお迎えに伺うと、
お祖父母様お二人が、笑顔で迎えて下さいました。

ベッドに横になっているお祖母様を
スタッフ2名でゆっくりお身体を起こし、
滑り落ちないようにしっかり支えながら車椅子へ。

ご高齢のお祖父様のご様子もさりげなく見守りながら、
お祖母様のお着替えとメイクのお手伝いをさせていただきます。

お祖母様のお着物は、洋服の様に着られるもので、
車椅子の上で、一人が支えながら、もう一人が着付けをさせていただきました。

ご自分のお着替えが終わったお祖父様も加わり、
お祖父様の手でお祖母様の髪を素敵に整えて下さいました。

美しくお仕度が整ったお姿を、お祖母様に鏡でご覧いただいてからお部屋を出発。

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ご移動は、スタッフ2名が、お祖父様、お祖母様のそれぞれの車椅子を押し、
ホテルのバンケットフロアにあるお控室へ。
途中、傾斜があるのでゆっくり進みます。

お控室に入ると、
「おばあちゃん、きれい!」と新婦様のご姉妹が集まってこられ、
お祖母様もとても嬉しそう。

間もなくして新郎新婦様がご入室。

お祖父様は、新婦様のお姿を一目みるなり、
「お人形さんみたいに綺麗だな~」と驚きながら、
まぶしそうに、なぜか恥ずかしそうにされていました。

写真撮影の時は、「カメラ見て下さいね~」と式場のスタッフ様に言われても
どうしても新婦様の方を見つめてしまうお祖母様。

その場の雰囲気は、私たちの心もあたたかさで包まれるものでした。

チャペルでは、お祖父様は車椅子から降りてお席へ、
お祖母様は一番前の通路に車椅子のまま、ご案内しました。

私たちスタッフは後方の席で待機しながら、
見えにくそうな場面では静かに前に行き、お祖母様の車椅子の向きを調整します。

挙式後、ご披露宴までの間にホテルのお部屋に戻り、お祖母様のお世話
そのまま少しご休憩頂き、お飲み物をお勧めし、お着物を整えてから再びご披露宴会場へ。

新婦様のご両親と同じお席で、お祖父母様それぞれのお隣に私達スタッフも座らせて頂きました。

お食事しやすい様にお皿を動かしたり、取りにくい物はスプーンに乗せて差し上げたり、
お肉は小さくお切りしたりして、お手伝いをしました。

ケーキカットの際は、良く見えるように早々と前の方へご案内。
お祖父母様に気づくと、新婦様は笑顔でこたえて下さいました。

ディズニーホテルならではの楽しくて夢のある演出やお料理、そして何より幸せそうな新婦様のお姿。

「こんな経験ができるなんて、、」と、私に静かに仰ったお祖母様が忘れられません。

ご披露宴のお開き後、新郎新婦様やご家族様にご挨拶し、ホテルのお部屋へもどります。
お着替えのお手伝い後、ご家族がいらっしゃるまでベッドで横になって頂きました。

かなり汗をかいてらしたので、熱いお湯で背中や腕などお拭きすると、
「気持ちがいいわ」と目を閉じてらっしゃいます。
ずっとお座りになったままでしたので足のむくみもあり、少しおさすりしました。

少しお飲み物を召し上がって頂き、
お荷物の整理やお部屋の片づけをしていると、ご家族様が迎えにいらっしゃいました。

ご挨拶して失礼する瞬間は、私たち自身も少し寂しいものです。

でも、「本当に来られてよかった。今日はありがとう!」
とお祖母様からのお言葉と笑顔をいただきました。

それが本当に嬉しくて、
素敵な結婚式の想い出とともに、私の心をいつまでもほくほくとあたたかくしてくれていました。

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後日、ご家族さまよりいただいたメールで涙がこぼれてしまいました。

「おじいちゃんもおばあちゃんも、孫娘の結婚式は諦めていました。
 『来て良かった。』おばあちゃんに言ってもらえてとても嬉しかったです。
 フォーハートさんに巡り合えて本当に良かった。」

そして、「フォーハートさんを知るまでは、出席を諦めていました」という一文。

お手伝いさせて頂けて本当に良かったと心から思うと同時に、
やむを得ず出席を諦めてしまう方がどれほどいらっしゃるのかなと考えます。

これから、もっともっと頑張っていかなければと改めて思わせていただきました。

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